都営地下鉄浅草線の馬込駅からだと東に向かい8分程度、JRの西大井駅からだと南西に向かい10分程度です。

 

元はそれぞれ別の地域にあった養玉院と如来寺という2つの寺院でした。

 

【養玉院】

金光山養玉院大覚寺。

元々は平安時代創建と伝えられている三藐院(さんみゃくいん)という寺でした。江戸城築城に際し下谷村忍岡(現在の台東区上野公園)に移転。その後、徳川家三代に仕えた天海により寛永寺が建立されると、寛永寺山内に移り、1626年(寛永3年)、天海を開基、その弟子の賢海を初代とし、三明院と改称しました。対馬の宗家の菩提寺となり、1663年(寛文3年)に対馬府中藩2代藩主宗義成の正室の院号をとって養玉院と改称しました。1698年(元禄11年)に下谷坂本に移転。その地が鉄道用地となったため、1922年(大正11年)、大井に移転し、1926年(大正15年)に帰命山如来寺と合併しました。

 

【如来寺】

帰命山仏性院如来寺。

現在地に移転する以前は芝高輪にあり、1636年(寛永13年)、木喰但唱により芝高輪に開創されました。但唱によって造立された3mを超える五智如来像が安置され、「高輪の大仏」として知られていました。薬師如来以外は、火災で焼失し、他の4体は、1746年(延享3年)に再興されました。1908年(明治41年)に現在地に移転しました。1926年(大正15年)、隣接地に移転していた養玉院と合併しました。


東京都有形文化財『紙本着色仏涅槃図』が所蔵され、毎年2月15日の涅槃会法要時に公開されています。

 

荏原七福神の布袋尊が奉られています。

 

五智大仏御朱印

 

布袋尊御朱印

2019年(平成31年)1月6日拝受


帰命山(きみょうざん) 養玉院(ようぎょくいん) 如来寺(にょらいじ)
宗旨:天台宗

本尊:釈迦如来
所在地:東京都品川区西大井5-22-25

アクセス:馬込駅(都営地下鉄浅草線)徒歩8分

     西大井駅(JR)徒歩10分

 

 

公式サイト

養玉院如来寺 - 天台宗 養玉院如来寺 (yougyokuin.com)