電車を利用してお参りするとなるとJR豊田駅、京王線南平駅のどちらかからということにありますが、どちらからも15分位は歩くことになります。高尾山から流れ、日野市付近で多摩川に合流する浅川に流れの河岸段丘にあります。

 

1645年(正保2年)、豊田村の領主だった旗本の大久保勘三郎忠良が、前年に22歳で亡くした娘、善生院殿妙蓮の追善のため、大久保一族が信仰していた新潟県三条市の法華宗総本山本成寺の末寺として開創しました。寺域690坪余は当地の有力者、山口氏が建立の際、寄進したとされています。

 

1950年(昭和35年)まで茅葺き屋根だった本堂は1810年(文化7年)に再建されたもの。銅板葺きになった現在でも内部の柱や梁は当時のままです。

 

1879年(明治12年)から1942年(昭和17年)までは、敷地内に現在の日野市立第二小学校の前身である豊田学校があり、その記念碑が立てられています。記念碑そばには大黒天が祀られており、"子宝大黒天"と尊称されており、日野七福神に入れられています。

 

また、1995年(平成7年)、善生寺開創350年と釈迦生誕2560年を記念して大仏が建立されました。青銅製で、仏身4.85m、重さは約8トンです。大仏の基壇は釈迦堂になっており、明治年間廃堂となった豊田薬師堂本尊であった薬師仏と十二神将が安置されています。

 

 

 

御本尊御朱印

 

大黒天御朱印

2018年(平成30年)1月6日拝受


大久山 善生寺(ぜんしょうじ)
宗旨:法華宗

本尊:釈迦如来
所在地:東京都日野市東豊田2-26-3

アクセス:豊田駅(JR)徒歩15分

     南平駅(京王線)徒歩15分