足利持氏が鎌倉の夷堂があった場所に寺を建てて日出に寄進し、1436年(永享8年)に一乗日出を開山として創建されました。

 

現在の山門がある場所の前には、夷堂と呼ばれる堂がありました。この夷堂は、源頼朝が鎌倉幕府の開幕の際に、幕府の裏鬼門(南西)にあたる方向の鎮守として建てたとされ、天台宗系でした。

 

1274年(文永11年)に佐渡配流から帰った日蓮が、一時、この夷堂に滞在し、辻説法などの拠点としていました。

 

その後の1436年(永享8年)に一乗院日出が日蓮にゆかりの夷堂を天台宗から日蓮宗に改め、本覚寺が創建されました。

 

身延山を再興した日朝が2代目住職となり、身延山への参詣が困難な老人や女性のために身延山より日蓮の遺骨を分骨して本覚寺に納めたことから、"東身延"とも呼ばれています。

 

元々は中本山でしたが1974年(昭和49年)に本山(由緒寺院)に昇格しています。

 

鎌倉江の島七福神の戎様も奉られています。

 

 

2017年(平成29年)3月29日拝受


妙厳山(みょうごんさん) 延命院(えんめいいん) 本覚寺(ほんがくじ)
宗旨:日蓮宗

本尊:釈迦三尊
所在地:神奈川県鎌倉市小町1-12-12

アクセス:鎌倉駅(JR、江ノ島電鉄)徒歩10分

寺務所受付時間:9:00~16:00

 

 

公式サイト