電車、バスでのアクセスはあまりよくなく、こじんまりとしたお寺ではありますが、本堂は1845年(弘化2年)に建立されたもので趣があります。

 

台東区のコミュニティバスを利用するのが、公共の交通機関を利用して一番近づける方法となります。浅草寺から歩くと20分位です。

 

760年(天平宝字4年)、創建され、774年(宝亀4年)に寂昇上人が住職となり開山したとされています。当初は法相宗でしたが、1163年(長寛元年)、中興の祖といわれる教円坊(一説には長円)によって、天台宗に改宗され、浅草寺の末寺となったと『文政寺社書上』に記されています。

 

現在では、浅草寺とは本末関係はなく、比叡山延暦寺の末寺となっています。

 

御本尊の不動明王像は、奈良東大寺建立に尽力のあった良弁僧都の御作と伝えられています。また、砂尾長者の念持仏で、恵心僧都作と伝えられる薬師如来像も安置されています。

 

また、橋場不動院の周辺では、明治末年の大火や関東大震災、東京大空襲など、様々な苦難が起こりましたが、不動院を中心とした橋場の一角は災禍を免がれたことから、「霊験あらたかな火伏せの橋場不動尊」としても信仰されるようになったそうです。

 

浅草名所七福神の布袋尊が祀られています。関東三十六不動霊場の第23番札所ともなっています。

 

 

 

2017年(平成29年)3月18日拝受


砂尾山(すなおさん) 橋場寺(はしばじ) 不動院(ふどういん)
宗旨:天台宗

本尊:大聖不動明王
所在地:東京都台東区橋場2-14-19

アクセス:南千住駅(東京メトロ)徒歩16分

      東向島駅(東武線)徒歩16分

      台東区循環バス北めぐりん[浅草回り]「橋場一丁目」バス停徒歩7分

御朱印受付時間:9:00~16:30

 

 

公式サイト

不動院 - 天台宗砂尾山橋場寺不動院 橋場不動尊-台東区 (fudoin.jp)