都営地下鉄大江戸線の若松河田駅から東新宿駅のほぼ中間点、抜弁天の交差点のすぐ近くのお寺です。

 

尊悦という僧により、1648年(慶安元年)に創建されたと伝えられています。

薬師堂に安置される薬師如来像は慈覚大師作。

 

門を入ると、露座の大日如来像と地蔵菩薩像(ともに新宿区指定文化財)が安置されています。1756年(宝暦6年)に建立された大日如来像は像高1.7mの金剛仏。権大僧都(ごんのだいそうづ)亮長の発願で、長谷川国得が鋳造したもの。地蔵菩薩坐像は、像高1.08mの半跏趺座像。前天正寺全戒の発願で、鋳物師、粉川一正が鋳造したもので、1853年(嘉永6年)に造立されました。

 

嘉永年間(1848年~1855年)、植木師をしていた鈴木源蔵が、信州善光寺に参詣した帰り道、犀川の岸辺で福禄寿に似た奇石を拾いました。源蔵はこの石を家宝とし、日々礼拝供養を怠らずにいると、日ごとに家は栄えました。1934年(昭和9年)に秘宝を公開することにし、豊香園から永福寺に福禄寿を移転し安置しました。この福禄寿が新宿山ノ手七福神の福禄寿とされています。

 

 

御本尊御朱印

 

福禄寿御朱印

2017年(平成29年)1月21日拝受


大久保山 永福寺(えいふくじ)
宗旨:曹洞宗

本尊:釈迦如来
所在地:東京都新宿区新宿7-11-2

アクセス:東新宿駅(都営地下鉄、東京メトロ)徒歩8分

      若松河田駅(都営地下鉄)徒歩8分