都内でも人気の観光スポットで、ミシュランの観光ガイドでも三つ星をつけられています。多くの外国人が訪れ、連日おおにぎわいだったのですが、このコロナ騒ぎ。流石に人出も減っているのでしょうか?

 

その高尾山にある髙尾山薬王院有喜寺。成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに真言宗智山派の関東三大本山のひとつとされています。

 

744年(天平16年)に聖武天皇の勅命により東国鎮護の祈願寺として、行基菩薩が開山したと伝えられています。その際、本尊として薬師如来が安置されたことから薬王院と称されます。

永和年間(1375年~1379年)に京都の醍醐寺から俊源大徳が入り、飯縄権現を守護神として奉りました。それ以来、飯縄権現を本尊とし、飯縄信仰の霊山として、修験道の道場として繁栄しました。現在も、琵琶滝と蛇滝が滝修行の道場となっており、一般の人にも門戸が開かれています。

大本坊では精進料理をいただくこともできます。(要事前予約。2月頃~9月頃、10月頃~12月頃の季節限定メニューは予約不要。)

 

都心からのアクセスが良いにもかかわらず豊かな自然を味わうことができ、お気軽なケーブルカーコースからなかなか本格的な登山コースまで、体力に合わせた楽しみ方を選べるのも魅力的で、コロナ終息後には、観光地としての人気も復活するのでしょう。その日が待ち遠しいです。

 

 

2016年(平成28年)9月30日拝受

高尾山(たかおさん) 薬王院(やくおういん) 有喜寺(ゆうきじ)
宗旨:真言宗智山派(大本山)

本尊:飯縄権現(いづなごんげん)[不動明王の化身]
所在地:東京都八王子市高尾町2177

アクセス:高尾山口駅下車 徒歩70分

                  高尾登山電鉄ケーブルカー(清滝駅→高尾山駅)徒歩20分

                  エコーリフト(山麓駅→山上駅)徒歩30分

 

寺務所受付時間:9:00~16:00

 

 

公式サイト

https://takaosan.or.jp/