お寺の名称が示す通り、多くの羅漢像が安置されていることで有名です。そして、こちらの見どころは何といっても、大迫力の"らかんさん"。お釈迦さまが亡くなった際に集まった500人の弟子をモデルにしたと言われる羅漢像が圧巻です。

 

開基の松雲元慶(1648 - 1710)が十数年をかけて独力で彫り上げた羅漢像は像高80~90cm程の寄木造。当初は536体あったそうですが、近代以降、寺の衰退時に多くが失われ、現存するのは羅漢像287体を含む305体となっています。同じ表情、同じポーズの像はなく、その造形の豊かさに、ずっと見ていても飽きることがありません。

 

本堂には、お釈迦さまが説教している場面が羅漢像とともに再現され、羅漢堂には、本堂に収めきれない羅漢像が置かれています。

 

建物は新しく、ビルの中に埋もれたような形になって、趣が薄まってしまった感じもありますが、写経会、念仏会、ヨガなど、様々なイベントも行われ、今の時代に生き残っていくための工夫や意気込みが感じられます。

 

通常の御朱印と、毎年替わる干支にちなんだ御朱印の2種類をいただくことができます。

 

通常版

 

干支にちなんだ御朱印(毎年、その年の干支にちなんだ御朱印をいただくことができます)

2016年(平成28年)4月2日拝受


天恩山(てんおんざん) 羅漢寺(らかんじ)/通称:五百羅漢寺
宗旨:浄土系単立
本尊:釈迦牟尼仏
所在地:東京都目黒区下目黒3-20-11

アクセス:不動前駅(東急線)下車徒歩8分

      目黒駅(JR、東急線、東京メトロ)徒歩12分

      東急バス「不動尊参道」バス停徒歩2分

拝観時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)

 

公式サイト

http://rakan.or.jp/