西国三十三箇所第7番札所。

 

本数は少ないものの近くまでバスで行くことができます。バスを降りてからは基本的に上り坂。特にお寺の近くは、結構、勾配があります。

 

開基である義淵は、良心が観音様に祈願して生まれたということで、観音の申し子と言われていたとのこと。そのことを聞いた天智天皇が義淵を引き取り岡宮で育て、仏教の指導者となった義淵に岡宮を与え、その岡宮を義淵が寺としたとのこと。近くの山に住む龍が村の人々を苦しめているのを見て、義淵が、法力でその龍を池に封じ込め石で蓋をしたという話から、龍蓋寺という名が付けられたのですが、岡寺として知られています。開基の義淵は法相宗の祖ですが、現在では真言宗豊山のお寺です。日本初の厄除け霊場。

 

仁王門の前の石標には「岡寺」、仁王門に掲げられた額には「龍蓋寺」と記されています。

 

本堂は、かなり大きな建物。現在の本堂は、1805年の建造と言われています。

 

ご本尊の如意輪観世音菩薩像は、開山堂に安置されています。高さ約4.6mの現存する日本最大の塑像で、自由に拝観することができます。

 

龍蓋寺

 

東光山(とうこうざん) 岡寺/龍蓋寺(おかでら/りゅうがいじ)
宗旨:真言宗豊山派
本尊:如意輪観世音菩薩
所在地:奈良県高市郡明日香村岡806

アクセス:橿原神宮駅(近鉄)からバス(奈良交通「岡寺行」) 徒歩10分

 

公式サイト

http://www.okadera3307.com/