徳島・東祖谷の、カッチカチ「石豆腐」! | あいの「Iターン」日記

徳島・東祖谷の、カッチカチ「石豆腐」!

畑の肉、豆腐。


お肉を食べたくない私には、

お豆腐は欠かせない食材です。


山道を走っていると、

美味しそうなお豆腐屋さんを発見しました。






徳島県の細い山の中をくねくねくねくね。


ちょうど東祖谷の山中に差し掛かると、

雨にもかかわらず人が列をなしている

お豆腐屋さんを目撃しました。



石豆腐1



ここ、東祖谷の名物という、「石豆腐」のお店です。



その昔、東祖谷の山道をヒモで結わって持ち帰っても

崩れないように、ということで生まれたのが

この「石豆腐」だそうです。


確かに、見た目からしてカチカチ、

その大きなカタマリを見ても岩のようなお豆腐です。

(岩豆腐とも言うようです。)




石豆腐2



あたたかい大豆の香りが漂う店内。


手づくりそのもの、お店というより手づくり工場と

いった雰囲気です。


お水(お湯?)に浸けてある段階の、これから

お豆腐になる大量の大豆があります。


こうしたリアルなお豆腐の製造過程を見たのは

初めてです!




石豆腐3


「1個? 2個?」と聞かれましたが、

2個はレンガのように大きいカタマリでしたので(笑)

1個だけ購入。


これでも、相当な大きさです。



ほんのり温かい、出来立てのお豆腐は

大豆のやさしい香りが袋の口から立ちのぼってきます。


ゼイタク極まりないです。




石豆腐4


早速、帰宅して袋から取り出してみます。


…メチャメチャ巨大です(笑)。



そして本当に、石のごとく(!)カタイのです。






絹ごし豆腐が好きだった私も、いつしか木綿豆腐が

好みになり、今では少し置いて水を切ってわざわざ

カタクするほど締まったお豆腐が好きなので、

このカタサは相当嬉しいです。


一辺が手のひらサイズくらいある立方体の石豆腐。



一気に冷たいまま食べるのもカラダが冷えそう…と

思ったので、一部を冷奴に、一部を湯豆腐に、

一部をソテーして豆腐ステーキにすることにしました。




水気の少ないカタメのお豆腐は、豆腐ステーキにすると…

何を隠そう、“パンのフィリング”に最適なのです。



昔、東京の「ダイズ」(全部、大豆のメニュー!)という

コ洒落たカフェで、「サンドイッチ・ジェノベーゼ味」をいただいた

ことがあり、そのときジェノベーゼソースでソテーされたお豆腐が

パンに挟まって出てきたことがあります。


そのサンドイッチ、あまりの美味しさに腰を抜かしたものです。


以来、マネをしてたまに作ってみるのですが、

この石豆腐はそのメニューに最適!



1時間くらいかけて水を切る必要もないし、軽~く小麦粉でもつけて

オリーブオイルと塩コショウとハーブでそのままソテーするだけ。

ジェノベーゼソースがなくたって、

バターやおしょうゆをちょっと振るだけで、さらに美味しくなります。


最後に、このソテーしたお豆腐をパンに挟むだけで出来上がり♪



私は今日は、天然酵母の全粒粉の食パンを薄切りにして

挟んでみたのですが、肉厚なお豆腐の豊かな味わいが

パンの香ばしさとあいまって、大納得の味に仕上がりました。



出来立てのお豆腐を焼いてしまうなんてもったいないですが、

徳島から持って帰って来る間にちょっと黄色くなってしまった

部分があったので、その部分だけスライスして焼いたので

あしからずです(^^;






祖谷には、祖谷そばに石豆腐に、なんと美味しく

工夫された食材が多いのでしょう!



湯豆腐なべをするときは、必ずまた買いに出かけます。







※この辺り一帯のお豆腐屋さんで売っているお豆腐は

  すべて「石豆腐」というらしいです。

  ちなみに、どのお店も日曜は完全にお休みのようなので

  日曜日以外の休日もしくは平日にお出掛けください♪




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