森之助がいく vol.395
『 コーヒー 230円 』
夏の授業が始まり、校舎間の移動時に時間
『 コーヒー 230円 』
夏の授業が始まり、校舎間の移動時に時間
があったため、かつて行きつけにしていた
予備校近くの喫茶店に立ち寄って一服した。
以前禁煙した時からしばらくご無沙汰に
以前禁煙した時からしばらくご無沙汰に
なり、その後またタバコを吸いだしてから
も、行きそびれて、その後は授業時間の
タイミングがあわなかったり、コロナ騒動
があったりして、さらにご無沙汰になり、
なんだかんだでほぼ1年ぶりだ。
「あれ?お久しぶり。」というマスターに
「あれ?お久しぶり。」というマスターに
いつものホットで、と頼んだ僕は、以前
週2〜3回は来て、よく座っていた角の2人席
につく。
まるで1年前にタイムスリップしたかの
まるで1年前にタイムスリップしたかの
ように、まるで変わっていない...
2人がけのテーブルが3つと、4人がけの
2人がけのテーブルが3つと、4人がけの
テーブルが2つに、カウンターのこじんまり
とした店内。今時珍しい喫煙可の「古き
良き時代の」喫茶店だ。
僕と同じくらいの年格好のマスターと
僕と同じくらいの年格好のマスターと
お母さんの老婆の2人で切り盛りしている。
嫌煙もコロナ禍も別世界のことに思える。
嫌煙もコロナ禍も別世界のことに思える。
かつてと同じ、穏やかな時を過ごした。
コーヒー1杯¥230のこの店(値段も変わって
コーヒー1杯¥230のこの店(値段も変わって
いなかった)は、長い店の歴史(たしか30年
ぐらいだと思う)の中で、いろんな世の中
の出来事を見てきたのだろう。
初めての消費税の導入、阪神大震災、東北
初めての消費税の導入、阪神大震災、東北
大震災、コロナ騒動などが世間を騒がせる
中、いつもここで、営業していたこの店に、
言葉だけでは表現できない「継続の厚み」
を感じる。
帰り際にレジで、「ごちそうさま。また
帰り際にレジで、「ごちそうさま。また
お世話になります」と伝え、これまた老婆
の「いってらっしゃい^ ^」といういつもの
挨拶を聞きながら、僕は店をあとにした。
変わることは新しい、だが変わらないこと
変わることは新しい、だが変わらないこと
もロマンだなあ...
これからも成長するにつれ、僕の変わるべき
これからも成長するにつれ、僕の変わるべき
ところと変わらないままでありたいところは
どうなっていくのだろうか。あれこれ考えて
もしょうがない。まずは自然体でいってみ
よう。
さあ、これから移動して、また授業だ。内角
にズバズバ、カミソリシュートを投げ込んで
やるゼェイ^_−☆。(わかりにくい比喩で
スミマセン^^;)
セミが鳴いている。
セミが鳴いている。