『 円満退社 』
ここ1~2年に読んだ小説の中で、
メチャクチャ笑える本を挙げろと
言われれば、僕は「ドミノ」(恩田
陸 )と並んで、真っ先にこの
「円満退社 」(江上剛〈エガミ ゴウ〉)
「円満退社 」(江上剛〈エガミ ゴウ〉)
を挙げるだろう。^ ^
抱腹絶倒のドタバタ、サラリーマン小説だ。
主人公は岩沢千秋、銀行の支店長だ。
抱腹絶倒のドタバタ、サラリーマン小説だ。
主人公は岩沢千秋、銀行の支店長だ。
彼が34年勤めあげた銀行を、定年で
退職する最後の1日の出来事が
描かれている。
銀行員として最後の出勤日を穏やか
銀行員として最後の出勤日を穏やか
に過ごし、無事に退職金を受け取り、
第2の人生をやり直したいと思う彼の
気持ちとは裏腹に...
次から次へと不祥事が起こる。
横領、部下の行員失踪、承認前の多額
次から次へと不祥事が起こる。
横領、部下の行員失踪、承認前の多額
融資実行、ATMの現金紛失、抜き打ちの
金融庁調査、総会屋への利益供与 ...
よくもまあ、これだけのことが、
よくもまあ、これだけのことが、
よりによって同じ日に起こるものだ... ^^;
この設定を考えついた筆者の想像力に
脱帽する。
最後は、当事者、関係者のすべてが
最後は、当事者、関係者のすべてが
一同に会し...
...と、ものの見事な結末へとたどり着く。
単に笑えるだけではない。
勤め人にとって退職金とは、今まで
...と、ものの見事な結末へとたどり着く。
単に笑えるだけではない。
勤め人にとって退職金とは、今まで
コツコツと働いてきたことに対する、
いわばご褒美だ。(サラリーマンじゃない
僕には無縁だが。^^;)
そこに至るまでの大変さが、各人の
そこに至るまでの大変さが、各人の
奮闘ぶりから、ヒシヒシと伝わってくる。
退職金をもらったあと、人生をリセット
退職金をもらったあと、人生をリセット
して第2の人生を歩む... 漠然とそんなこと
を考えている、世の中の頑張っている
人たちに、エールを送るこの小説。
是非、一読して大いに笑って下さい。
是非、一読して大いに笑って下さい。
心の洗濯になること請け負いです。
^_-☆