年末に差し掛かり、今年を振り返った。

 

 

年始にはラッパー兼経営者として2年目を迎えることになるとは思わなかった。

 

 

ここで改めてラッパー経営者の成功哲学のビジョンを明確にしておこうと思う。

 

 

ラッパーと経営者はそっくり

 

なにぶん日本でも数えるほどしかない新しい職業だからこそ、言語化するのは大事だし、2024年をラッパー経営者として走り抜けるために必要な事だろう。

(UMB埼玉予選に経営者のラッパーがいたのを覚えてる)

 

 

そして、ラッパーと経営者というのは左脳分野と右脳分野である。

 

目に見えない感性である音楽やアート

 

目に目る数字や現実を追い求める経営者

 

相反するように見えてこの二つはめちゃくちゃ共通点やシナジーがある点について改めてまとめてみようと思う。

 

 

①常に上を目指す姿勢

 

 

ラッパーも経営者もマインドセットとして常に高みを目指し続けている。

 

特に、もともとお金に困っていて貧乏から脱却するために成り上がっていく姿勢が一緒であり、成長と結果の両方を追い求める。

(経営者も大金を稼ぐ人の中には昔貧乏で、それをバネにして成り上がった人が多いのだ。)

 

ビジネスシーンでコツコツと営業を続けたり、ビジネスを育て続ける事、新しいビジネスを育む姿勢。

ラッパーが常に新しい曲を書き続け、売れるために努力する姿勢は一緒だ。

 

 

歌詞をノートに書いていくかビジネスプランを描いていくかの違いだけで、その姿勢はおなじ。

 

 

東京ドームでのライブを目指すのと上場を目指すのも似ている感じがする。

 

 

そして有名になればより注目されて与える影響力が大きくなるのも一緒だ。

 

 

どちらも常に成長し続けなければならない。

会社であれば増収増益を目指し、株価を右肩上がりにさせ続けるべき。

 

ラッパーも去年より今年、来年とより売れていく必要があるだろう。

 

そういう意味だとAWICHやBADHOPが日本で売れた後に海外進出しようとしているのも納得できる。

国内のパイをとり切って海外進出する企業と一緒だ。

 

同じことの繰り返しでは停滞と一緒。

 

 

常に変化し続ける時代に合わせて自らを成長させ続ける。

 

そこには努力が欠かせないのもまた一緒だ。

 

 

②顧客を満足させる

 

どちらかというと経営者の方が軸だが、ラッパーにはなかなかない視点だと思うので紹介したい。

 

経営者が顧客を満足させるというのは当たり前の話だ。

 

 

お金と時間というリソースを自分に割いてもらうために必要な要素を満たしていく。

 

そのためには

 

①顧客のニーズの理解

(そのためのリサーチ)

②顧客の求めるサービスを開発する

(そのための努力・開発)

③適切に顧客とサービスをマッチさせる

(営業・プラットフォーム選び)

 

ざっくりとこんな形になるだろう。

 

これをすればサービスが売れてお金に変わるわけだだが、ラッパーも実はやっていることが似ている。

 

 

①リスナーのニーズの理解

(そのためのリサーチ)

②リスナーの求める曲を開発する

(そのための練習・楽曲制作)

③リスナーに聞いてもらうためのプロモーション

(SNSの活用やライブ・バトルなど)

 

 

ほぼ一致している。

 

 

アーティストの曲ともなると自己表現としてただやっているのでは?

 

 

という疑問もあるかもしれないが、自然と自己表現が1-3を満たしていればプロとなる。

 

 

よってラッパーもこの1-3のプロセスを踏んでいるのだ。

 

 

②ブランディングが大事

 

ラッパーは自分が商品である。

 

経営者は商品が商品だが、母体の会社のブランディングは非常に重要だ。

 

どちらもイケてると顧客におもわれれば商品が売れるだろう。

 

 

ここで重要になるのは、ブランディングに正解はないという事だ。

 

 

イケてるカッコいいだけが唯一の正解ではない。

 

親しみやすさだって重要だし、クールなのかオモロイのか・・・

 

どれも正解だからこそ自分で決めなければならない。

 

 

俺の場合は熱狂というテーマがブランドである。

 

熱狂しているから努力を惜しまない、休まない。ひたすらかまし続ける。

 

自分にとっての正解だ。

 

それぞれ正解はあるが、それは全て魅力という一言に内包することができると思う。

 

その魅力を積み重ねるために努力をする。(会社は企業努力)

 

 

それはラッパーも同じだ。

 

自分の信じたクールさを色んな楽曲やライブ・活動においてリスナーに届けて、それが伝われば売れていく。

 

 

 

まとめ

 

これだけラッパーと経営者に似ている部分があるという事は、片方を収めることによって、横展開してラップを攻略することはできるはずだと確信した。

 

そして、類似する点が多いからこそ、ラップをする事で得られる気付きがビジネスにいい影響を及ぼしたり、その逆もまたしかりだと思う。

 

さらには、ラップと経営者を両輪で収めたからこそ、統合して初めて生まれるものもあると思う。

 

 

例えば自分の場合は、ラッパーとしてファンや音楽関係者を魅了することによって、会社に仕事の依頼が来ること。

会社経営をする中でビジネスシーンで繋がった人に対してラップのライブに招待して関係を深めることなどが挙げられる。

 

 

何より。どちらも軸は熱狂。

 

 

自分が熱狂してその熱が伝われば、ラッパーも、経営者も関係はない。

 

 

その時伝わるものがラップなのか仕事なのか飲み会なのか・・・

 

 

なんであってもアツい展開になる事だけはまちがいなさそうだ。

 

 

2023、締めくくりのSL杯、熱狂して臨むぜ!!!