全人類はラップをやったらいいと思う。

 

 

でも立ちふさがるハードルがある。

 

 

『ラップなんて難しいよ』

『ラップなんて恥ずかしいよ』

『ラップなんてできないよ』

『リズムとか乗れないし』

『韻とかも踏めないし』

『ラップなんてできないよ』

 

 

この問題はある1つの事実を知っているかどうかで変わる。

この世にはポエトリーラップがあるという事実を。

 

 

ポエトリーラップ?

聞いたことなくね?

そんな風に思っても仕方ねえ。

 

 

ならば教えてあげましょう。

 

 

ラッパーになる 魔法。

 

 

ディズニーランドも必要ない。

 

 

ポエトリーラップのイロハといえば。

 

 

MOROHAはまず 欠かせねえな。

 

 

雑草まみれの革命家。多分吸ってるチェ・ゲバラ。

 

 

HIPHOP自体流行ってねえ。

 


その中でも流行んねえポエトリーラップ。

 

 

情熱を純粋培養させた言の葉と言霊。

 

 

誰よりも向き合ってる人間のためのミュージック。

 

 

ミュージックって言葉が、持つ意味はなんだ??

 

 

ミュージック?音楽じゃダメか? 言葉が 言葉を 疑問に思い

 

 

思考が 永遠に  ループして 木霊する。

 

 

まるで詩を朗読 するかのように 語る言葉  気づいたか。

 

 

この言葉全て  ポエトリーラップの 歌詞になってるってことを。

 

 

ビートを  流して  最初から読み上げてくれ

 


いいよ ゆっくりで 構わんから  初めてのラップは急いじゃダメ

 

 

愛しい人の眠る横で作るコーヒーのように

 

 

ゆっくり丁寧に贅沢にドリップされる

 

 

その瞬間  あなたの口から  人生初の  ラップが  鼻垂れる

 

 

まるで産声のように  

生まれてきて  

嬉しいのか辛いのか

 

 

記憶がないから答え合わせにかける一生

 

 

幸せか不安だから幸せにさせるミッション

 

 

一緒に付き合って完全クリア

 

 

いけるとこまででいいから一緒に行こう

 

 

こっちの月は黄色いぞ

 

 

どこへだって行ってもいい

 

 

ポエトリーラップとは

 

ポエトリーとは読み上げるという意味で、情緒的な歌詞を読み上げるラップのこと。

有名なのは

 

MOROHA


ポエトリーラップの中で一番有名。
アツい楽曲、より現代アート味がある。

とにかくバイブスがいいし、現場でずっとたたき上げてきたエピソードがベタでよし。
音楽アーティスト路線。

 

 

 

 

GOMESS

 

自閉症のラッパー。高校生ラップ選手権でデビュー。その後音源も評価される。
 

自身の障害と向き合い続けたことで紡がれる言葉は魂のこもったパンチライン。
 

バトルも現在出場しており、本質をついて相手と向き合おうという対話型のバトルをする。

 

誰よりも繊細で、真面目に物事を考えすぎてしまう苦悩を開放できる場所こそポエトリーラップだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

韻を踏み続けるスタイルの韻マンと、対話を重要視するゴメスの全く違うタイプの異種格闘技戦が見られる。ちなみにスタイルの全く違うラッパー同士の戦いをスタイルウォーズという。

 

 


レジェンドとして亡くなっている

不可思議ワンダーボーイ


が挙げられる。

 

 

 

ポエトリーラップを語るにはこの人は欠かせない。

まず何も言わずぺリキュールを聞いてほしい。

 

 

あえて分かりやすい言葉を使うなら、もうエモいのだ。
エモの極みなのだ。

このビート流しときゃどんなことを言っても許される。

 

 

試しに冒頭の文章をぺリキュールのビートながして読んでほしい。

 

 

さて、この不可思議ワンダーボーイはなくなっている。
交通事故で死んだのだ。

 

 

ポエトリーラップが爆発することを願ってラップし続けた不可思議の死は、魂は引き継がれた。亡くなった後に仲間がアンサーソングを出したのだ。


神門

 

 

 

冒頭からリリックをサンプリングしている。
良い感じである。

『とれないよなぁ とるっつってたのになぁ』
『今はありふれたことが言いたい』

そういった言葉が全てメッセージ。アツい。

 

 

『近々事故には気をつけろよ』

 

 

『交差点に出たら右に曲がれよ』

こちらは不可思議ワンダーボーイの名曲 世界征服やめた にある交差点を左に曲がり続けるという歌詞に対して、事故を防ぐために右に曲がれと伝えたいという歌詞。

 

 

粋。

 

 

 

狐火

『answer Pericule』

 

 

もうこれに関しては動画をそのまま見てほしい。

 

 

もう、エモいとかいうレベルでない。

 

 

7分に満たない動画ですが、感動映画100本分の曲です。

 


『ポエトリーリーディングなんてラップじゃないと言われ続けた。』

 

 

そんな中、確実にGOMESSの登場、HIPHOPの拡大の中で灯が灯ろうとしている。

 

 

ポエトリーリーディングは、簡単だ。

 

 

そこまで韻も踏まなくていい。歌が上手くなくてもいい。
 

 

ただ、熱い心とバイブスと、伝えたい想いがあれば。

 

ビートの上で言葉を流せば、もうそれはポエトリーリーディングなんです。

 

 

ビートを流して、熱く語るのです。

 

 

最後には物販に繋げる姿勢もオモロイ落ちがついてて最高だと思う。

 

ラップをしてみよう

 

カンタンです。手紙を書くのです。

想いを伝えたい相手に対して。

誰にも見せないで破る前提で、手紙を書くのです。

 

 

感謝でも、愛でも、憎しみでも。

その後その手紙を声に出して朗読してみましょう。

 

 

その時、ぺリキュールのビートを流して。

 

 

はい、ラッパー確定感性完成。