昨日の悔しいラップバトルから1夜明けた。
息継ぐ暇もない中、俺はカイさんとサイファーに参加することになった。

 

 

サイファーとはラッパーが集まってラップで会話をする場の事だ。
ラッパー界の社交場のイメージである。

 

 

今回参加させてもらったのは新橋サイファー。
主催のMCこってりさん曰く7年ほどの歴史があるサイファーだ。

SL広場の近くの公園に、ざっと20人ほどのラッパーがいる。

 

 

スポーツの練習試合で他校に行った時のような感覚。
同じ趣味を持つ仲間だが初対面の知らない人たちが集まって、それぞれ歓談したり輪になってラップをしている。

 

 

20人の端っこにはスピーカーからビートが流れている。
周りに配慮してか少し小さめな音で遠くからだと聞こえないぐらい。

 

 

KAI『喫煙所行って話そうか~何意識してるの?』

幸平『ハイ。とにかく自己紹介のラップを言う事です!』

 

 

こうへい で韻を踏む。まずは韻を考え出して・・・

 


こうへい 会社を経営 横柄な態度は取らない 腰は低く志は高く

 

 

この自己紹介を準備していざサイファーに参戦していく!!

ちなみに俺たちが喫煙所で事前想定している間に、ラップバトルしたまさとさんも仕事終わりで新橋のサイファーに参加していた。

 

新橋サイファー

 

カイさんといよいよサイファーの現場に近づく。

ラップしている二人組に近づいていく。

 

 

幸平『あの~参加していいですかね?初めてなんですが』

 

『yo  初めて参加 どうやってやるか? こうやって見せてくお手本 どーでも いいぜ乗り方とか とりまラップをかまそーか』

 

 

的な事をラッパーの方が流ちょうにラップする。

おぉ~~~~すげえ!

 


いざ自分の番がくる。やってやるぜ!!

 

『俺はこうへい 会社を経営〜』


とりあえず自己紹介は言えた!ビートにも乗って言った!

1区切りごとに自分の番が終わったら時計回りにほかのラッパーが歌っていく・・・

 

その後は


『ラップ初めて1週間 だけど楽しむぜこのサイファー』

 

 

など、思ってたことをひたすら言った。
 

 

なんとか、ラップできている!!
 

 

曲が終わったら次の曲がかかりまた自分の番になる。

 

 

『ラップ初めて1週間 だけど楽しむぜこのサイファー・・・』


あれ、さっきと同じこと言ってねえか俺ちがうバースを言いたいけど出てこねえ!!

 

ストックが無くなってしまってテンパる感じ。

 

ここにいる公園とか、目に映ったコンビニとかで韻を踏みたいけど出てこない。ただでさえ韻を踏むための反射神経が鍛えられて

 

いないのに、ビートがかかって、しかも初めてのサイファー・・・

 

リフレインしてしまった。

 


うう、悔しいというか・・・

それよりも他の人すげーって感じ

 

 

上手い人多すぎだ・・・


韻踏めてる、リズムに合わせて話すスピードを変えられてる
YouTubeのラップバトルで見たやつが、まさに今目の前で行われている。

背が高くてラップ上手い人・・・声も太くていかつい。
金髪で上下黒スウェットの人・・・アーティストって感じ。
歌うようにラップする人・・・やっぱファッションもカッコいいし聞いてて心地よかった。

 

 

ラップ好きな人、ラップしたい人ってこんなにいるんだと驚いた
新橋でこの規模って、全国だとどんぐらいいるねん・・・

 

 

その規模間と熱量、ラップの世界に足を踏み込んで新世界を見た感じだった。

 

 

印象的だったのは、まだラップを始めたばかりでグダグダの俺やまさとさんがラップをしているときに、

 

『あぁいいんだぜ懐かしい・・・俺も昔はこうだったな』

 

とか

 

『ラップ初めて1週間でそんだけできるのすっげーよ』

『そうそう俺なんてぜんぜんその時喋れもしなかった』

 

とか色んなラッパーの方が暖かく迎え入れてくれたこと。

 

 

みんな、はじめた頃はこんな感じだと言っていた
コツコツ頑張る!!!

 

 

『自己紹介ラップの強化の仕方』

 

ビートを流しながら、自己紹介ラップをできるとこまでしてみる。
 

 

その後こんな風にラップしたらかっこいいなというリズムを、声のメロディだけで歌ってみる。(歌詞をつけない)

 

 

その後にそのリズムに言葉があてはまるように入れていく。

 

 

実際にラップしている人たちのフローをまねてやってみる。

 

 

メロディすら浮かばなかったら普段から見ているバトルラップをもっと繰り返し見まくればなんとなくあてはまるリズムは見つかるはず。

 

 

まずはハミングで続きのかっこいいメロディとか韻を踏んだ感じを下書きする。
 

 

その後そのハミングのメロディに合うように言葉をあてはめる。

 

 

1度作ってしまえばそれがなめらかに言えるようになるまでひたすら練習。

 

 

その後は同じ要領で

・自分の地元について
・自分の大切にしている価値観について
・自分の仲間について

 

 

など、ラップして伝えたいメッセージに合わせて作っていく。
そしてそれを反復練習していけば、次のサイファーの時にはだいぶラップがうまくなっているはずだ。

 

 

3連符のような難しい事は置いといてここらへんのストックを作れれば楽しくサイファーに参加してかませる気もしている。

 

あとは努力だ!頑張るぞ!!!

 

新橋サイファーについて

 

とにかく初心者にもめちゃくちゃ温かいから興味のある人はぜひ行ってみてほしい。

すごく楽しかった。

毎週水曜日20時~終電
持ち物はバイブスのみ
初心者から上級者までいる

 

こちらの記事が、雰囲気や細かい説明もあるので興味のある人は参考にしてほしい

 

新橋サイファーとは?開催場所や時間、日程も解説【マツコ会議で紹介!】 | ふじつか|ブログ (fujitsukablog.com)