地元への愛ってなんだろうか。

 

そんな事を考えさせられる博多の夜だった。

場面で行った博多。

 

今晩はひたすら友人に飲みに連れまわされた。


夜の11時。
博多に誘ってくれた友人との食事が終わると、別の友人からラインが来た。

 

友人『おーー幸平‼博多いるらしいじゃん!飲みいこーよ‼』

幸平『いくっきゃない!!』

 

何度でもいうが俺はこういう場面や刺激が大好きだw

 

 

結論から言うと3件連れまわされ、解散は朝の5時。

 

二日酔いが残ったまま起きると11時を回っていた。

(こんな感じのイメージ。クラブや女遊びはしてないw)

 

朝9時に予定していたkaiさんとのレッスンも寝坊して予定を変えてもらったw

リッツカールトンの上階にいたため、やたら太陽の光がまぶしかった。

 

頭痛の中、昨日の事を思い出す。

 

博多の夜とレペゼン文化

 

3件バーやサパーをはしごした。

 

ご当地に行った時に俺はその土地の人の話をよく聞くようにしている。
 

仲良くなれるし、興味があるし、仲良くなればみんなで盛り上がる事ができるから。

そこで印象的だったのは、全てのバーで店員さんの対応が素晴らしかったことだ。
 

一言でいえば、おもてなし。

 

『せっかく東京から来たんだから楽しんでって!!』

 

この言葉を全員に言われた。
商売だから喜んでもらう、というのはあるかもしれないが、それにしても全員そこにフェイクが感じられなかった。

(ラッパーはリアルかフェイクかを大事にするらしい。嘘ついてなくて正直が一番というのがラッパーですね)

 

その根底にあるのは、地元愛だなと感じた。

地元を愛しているからこそ誇りがあるし、自慢したいし、愛する地元を愛されたい、もりあげたい。
来てもらったからには恥ずかしい事は出来ない。最高の想い出を持ち帰ってもらおう!!

 

そんな素晴らしいホスピタリティは、生まれ育った博多の街を愛しているからこそ出るんだろうな・・・とすごく楽しく嬉しく飲ませてもらった。
素敵な街だ・・・大好きだ博多。酒が進むぜ・・・楽しいぜ・・・


そしたら二日酔いになった。

 

午後にカイさんと電話をして話した。


kai『あぁ、それはレペゼンしてんね。』

幸平『レペゼン?レペゼン地球ですか?』

 

「レペゼン」とは、ヒップホップ用語で、「代表する、象徴する」を意味する言葉です。ラッパーやMCがマイクパフォーマンスの際に用いることが多く、自身の出身地域の前に「レペゼン」とつけてシャウトすることがあります。英単語の「represent」が由来で、本来は「レプリゼント」と読みます。有名アーティストなどの影響で一般にも浸透してきています

Wikiより引用

 

kai『こういう事よ』

幸平『あ、わかりやすいっすね』

 

HIPHOPという文化の中にラップがある。
HIPHOPは1970年代アメリカのストリートのホームパーティから生まれた。
ゲットーの中。黒人たちのスラムの中。
黒人という社会的に弱い立場の中団結しながら生きてきた人たち。
その中で生まれたパーティがHIPHOPの始まりだ。
これがHIPHOPのアングラ感の由緒だし、そういう人たちは地元意識や地元への想いや愛が強い。

 

それが悪い方向へ傾けば排他的な戦争になるし、いい方向に向けば、あふれた愛で相手を喜ばせて食らわせる愛のパンチになるのだ。

 

俺はこの愛のパンチを食らった感じがした。

kai『幸平は地元愛つよいよね。てか俺ら愛知一緒だけど幸平の地元はどんな感じなの?幸平はどこをレペゼンしてるの??』

幸平『俺のレペゼン・・・』

 

俺のレペゼンは愛知県半田市。
大学時代は名古屋で街を駆け巡っていた。


【地元の良さ】
■名古屋
東京から新幹線で1.5時間
東京と大阪の間
→地理的に日本の中心
トヨタ系がある
三大都市
名駅・栄
名古屋城
中日ドラゴンズ
名古屋グランパス
名古屋ドーム
手羽先
味噌煮込みうどん
味噌串カツ
シャチホコ
ジブリパーク

 

■半田
知多半島
ミツカン酢の本社がある
新美南吉 ごんぎつね
祭り 山車祭り
赤レンガ建物

地元の結束力
いつも気にかけてくれる
友達の仲の良さがすごい
友達思い
俺が生まれた

 

こんな風に言われて地元や名古屋の良いところを箇条書きにした。

 

こんなフレーズを書きながら地元について、自分についての自己紹介をラップにして歌ってみた。

名古屋のレジェンドのAK-69さんのスタートイットアゲインのビートに乗せてみた。

 

こういう風にテーマに沿ってビートを合わせることは、クラブによく遊びに行ってDJプレイを楽しみながら踊っていたおかげだ。

ラップでは名古屋の代表的なクラブ『iD』についても触れた。


やっぱりイベント会社をやっているのもあり、みんなが日常の中でたまったストレスを忘れて楽しく踊っている、あの空間が自分は好きなんだなと再認識した。

まだまだビートの上でラップするのは頭を使いまくるし、言いよどむところもあるが伸びしろと思ってやっていく。

 

今回学んだのはラップのレペゼンという文化。
地元愛が強い博多。
そして自分の地元の半田・名古屋も地元愛が特に強い。

 

当然自分もそういった地元の仲間や、東京に出て一旗揚げていく。
そんな中で変わらず結束していたり、いつも気にかけてくれる地元の仲間を誇りに思っている。


そんな自分とラップは相性がいいんだと、勉強すればするほど気づかされていく。

今はラップを初めて1ヶ月もたっていないが、どんどんのめりこんで進化していく感覚がある。
きっと導かれていたんだなと感じる。

 

・・・てことは当然おれはこれからラップがどんどんうまくなって東京名古屋福岡とツアーをできたりするかもしれない!

 

楽しみになってきた。

 

今までの人生と、このHIPHOPの導きに、感謝。