アメリカをはじめとして
海外のヒップホップを聴くことの面白さ、
ポイントを前回、お伝えしました。
そのなかで
DJが作り出すトラックについて、
「サンプリング」重視の日本、
「オリジナル」重視のアメリカ、
という構図に触れました。
そんななかで、
最近読んだこちらの記事が
とても面白く参考になりました。
Gang StarrのDJ Premierが語っている
インタビュー記事になります。
https://playatuner.com/2017/11/gangstarr-massappeal/
私にとってGang Starrといえば、
クラシック「Full Clip」を生み出したアーティスト。
GURUとDJ Premierから成る
90年代のヒップホップシーンを彩った
伝説的ヒップホップユニットです。
2005年に解散しています。
結成は1985年ですが、
ちょうどそのころのヒップホップというと、
日本では高木完と藤原ヒロシによる
タイニー・パンクスが結成されたころで、
いわゆる日本におけるヒップホップ第一世代と
言われていたころです。
そんな時代に、
アメリカではGang Starrたちがいたかと思うと、
あまりにも大きな違いにため息が出る思いです。
そんな彼らが、
いかにして思考をトラックに落とし込み、
曲を完成させていったのか、
MCとDJのプロセスがうかがえます。
記事ではそのあとに
DJ Premierが影響を受けた人たちの話も
語られており、やはり必見です。
ヒップホップはラップに目が向かいがち、
いや、耳が向かいがちですが、
トラックに耳を傾けてみると、
違った趣と奥深さがあって、
本当にいいものですね。