HiPa研究会の白樫です。

 いつもは、皆様に有益な情報をお送りする解剖学シリーズですが、今日は「Neurology」という雑誌から面白い文献を見つけたのでシェアいたします。

 

 アブストラクトだけですがURLを添付しておきますね。

英文なのでグーグル先生に翻訳してもらって下さい。

きっちり翻訳してい頂けるわけではありませんので、ニュアンスだけでも伝わればいいなと思います。

 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30626649

 

テーマは「肥満は脳を壊す」です。

 

 肥満というだけで、灰白質の萎縮が見られたという文献。つまり、太っているだけで神経細胞がどんどん壊れるということ。特に脳の前頭葉での萎縮がみられるそうです。ちなみに、眼窩前頭皮質という部分(目のすぐ上にある脳の部位)が萎縮すると、あらゆる抑制が効かなくなります(我慢ができなくなる)。例えば、食欲を抑えられなくなったり、感情をコントロールすることができなくなったりします。代表的なのが認知症ですよね。

 

 

 肥満というだけで、生活習慣病だけでなく認知症発症のリスクにもなるということを教えてあげて下さい。そして、40代50代のうちから食習慣や生活習慣の見直しを提案することであなたの周りの大事な人の将来が変わるかもしれません。

 

 具体的にどんなことをすればいいかは、リクエストが多ければ書きたいと思います。セミナーでもリクエストがあればお話しますので、聞きに来て下さい。