おはようございます。HiPa研究会の白樫です。
4月からHiPaテクニックがブラッシュアップされた内容をお伝えしております。また、7月からのベーシック3セミナーに向けて準備を進めております。さらに今年から、セミナー会場も北海道や沖縄、金沢、静岡が追加され合計14カ所でセミナーを開いております。
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今日は、メルマガ4月号の筋膜の解説の続編Part2です。
今回のタイトルは、「筋肉がなぜ硬くなるのか??」です。
Part1を見たい方は、こちらから
→https://ameblo.jp/hipa2013/entry-12368046144.html
「拘縮」や「強直」「固縮」という病的な状態由来の筋の硬さや「痙性」という麻痺による筋の硬さもありますが、病的ではないにも関わらず局所的に筋が硬くなることもあります。
今回は、このことについてお話ししていきます。
復習がてらここに出てくる言葉の意味の違いを簡単に整理しておきましょう。
「拘縮」:筋肉・靭帯・皮膚など軟部組織が原因で硬くなる状態
「強直」:骨が原因で硬くなる状態
「固縮」:運動の微調整を行う錐体外路系の障害が原因で硬くなる状態。
「痙性」:脳障害からくる麻痺が原因で硬くなる状態
上記の状態以外に、病的ではないものの局所的に硬くなることがあります。それは、「筋の緊張」です。緊張には、神経の興奮に伴う電気的な収縮と電気活動を伴わない筋の緊張も存在します。2パターンありますのでご紹介します。
①通常は、筋収縮は神経から信号を受けると、神経筋接合部からアセチルコリンという物質が放出され、その結果筋小胞体からカルシウムが放出され、アクチンとミオシンが滑り込むことで収縮が起こります。弛緩する時は、カルシウムを再取り込みして行いますが、この時もATPが必要になります。そのため、ATPが枯渇してカルシウムの再取り込みができなくなると収縮したままとなり、電気信号がなくても収縮したままとなります。これが、筋全体が硬くなると「筋拘縮」、筋線維の一部だと「筋硬結」と呼びます。この硬結は、部分的に血流が悪くなっており、発痛物質などの痛みを誘発させる物質が貯まっていて、これが「トリガーポイント」と呼ばれています。トリガーポイントは、遠隔部に関連痛を生じ、遠隔部に血流が悪い状態や筋緊張の変化を起こすことで、病態を複雑にしていきます。
②この他に、筋の硬さは「筋の伸張性」とも大きく関与しています。筋の伸張性には、筋内膜が大きく関与しているとされています。筋膜の主要部分は、コラーゲン線維であり、網目状に配列しています(クロスブリッジ:生理的架橋)。しかし、成長(加齢)とともにコラーゲン線維の伸張性が低下すると、コラーゲン線維の配列が変化し(加齢架橋)、さらに伸張性が低下します。
筋が硬くなることで筋の血流が悪い状態が続くと、筋肉内に老廃物が溜まり局所的にpHが低下します。この状態が長時間続くと、体はpHを調整しようとするため骨からカルシウムが溶け出します。これが、石灰性沈着炎の原因で筋腱移行部に多く認めます。つまり、体を酸性化するような生活習慣が石灰化を促し石灰化しやすい体になる傾向にありますので、筋の硬さだけに目を向けるのではなく、食生活にも目を向ける必要があります。ちなみに、体が酸性に傾いた状態はガンの発生・成長を促します。
※ pHを下げやすい食べ物の代表的なものは、おかし、ジュース、ファーストフード、インスタント食品、コンビニ食です(食品添加物がキーワードです)。
引用文献
伊藤和憲:第5回:筋肉のつながりを意識する.Sportsmedicine198:32-33.2018
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