先日、インスタグラムを見ていたら、

ドラえもんとのび太が、象に餌をやろうとしている飼育員さんと話している動画(その後、軍人さんが出てくる・・)がアップされていました。

 

「あれ?これって小学校の時に聞いた話?」

と昔の記憶を思い出しました。

 

多分、この元ネタは

「かわいそうなぞう」

もしくは

「そして、トンキーもしんだ」

ですね。

 

 

あらすじは、

 

 

第二次世界大戦が激しくなり、東京市にある上野動物園では空襲で檻が破壊された際の猛獣逃亡を視野に入れ、殺処分を決定する。

 

ライオンやクマが殺され、残すはゾウのジョン、トンキー、ワンリー(花子)だけになる。

 

ゾウに毒の入った餌を与えるが、ゾウたちは餌を吐き出してしまい、その後は毒餌を食べないために殺すことができない。

 

毒を注射しようにも、象の硬い皮膚に針が折れてしまうため、餌や水を与えるのを止めて餓死するのを待つことにする。

 

ゾウたちは餌をもらうために必死に芸をしたりするが、ジョン、ワンリー、トンキーの順に餓死していく。

 

ふと空を見ると、敵の飛行機が飛んでいた。

 

飼育員たちは、「戦争をやめろ」などと怒鳴っていた。

 

後でわかった話だが、トンキーとワンリーの胃には、水1滴なかったそうだ。

 

 

と、いう話です。

 

 

1951年(昭和26年)に童話集 『愛の学校・二年生』(東洋書館)に収録・発表された後、

1970年(昭和45年)8月、金の星社より「おはなしノンフィクション絵本」として出版された。

 

絵本は1998年(平成10年)までに100万部が発行され、2005年(平成17年)時点での発行部数は220万部を超える。

 

絵本の発表以降も数々の合集や副読本に収録されるだけでなく、

学校図書と教育出版が小学校2年生向けの国語教科書に採用し、

1974年(昭和49年)から1986年(昭和61年)まで使用された。

 

かわいそうなぞう - Wikipedia

 

とありますから、一定以上の年齢の方は学校で習ったと思います。

 

 

確か、私の記憶では、

トンキーが餌をもらうために、一生懸命に飼育員の前で芸をする姿を見て、

飼育員が泣くんですよね。

 

 

私は、この話を習った時の授業の様子を、かなり鮮明に覚えています。

 

何故かというと、

当時の小学校の担任の先生が、この話を自分の声でカセットテープに吹き込んで、

クラスのみんなに聞かせたのが、私にとって何か新鮮だったからです。

 

先生は、

「どうしても泣いてしまうから、録音してきた。」

と言っていました。

 

それでも、最後の

「戦争やめろー!」

のセリフの時は涙声でした。

 

その先生は、私が嫌いな給食も、

「戦後の食事に比べたら、本当にご馳走!」

と美味しそうに食べていたのを覚えています。

 

 

今回は、ただの昔の思い出の話です。