ある朝、いつものように一人で病棟を回診していたら、

スタッフのネガティブな内容(内容は言いませんが・・)の会話が耳に入り、

「はぁ~あ・・・」と

どんよりした気持ちで、医局に戻って見た、ネットニュースの話です。

 

内容は、

 

 

台湾・台中の地下鉄で起きた刃物による攻撃を阻止した男性が、自身の行動の動機として『葬送のフリーレン』を挙げ、「勇者ヒンメルなら同じことをしただろう」と語り、話題となっている。

 

許瑞顯氏は、2024年5月21日に台中の地下鉄車内で、ナイフを使って3人を負傷させた男を止めるために駆けつけた、17人の市民のうちの1人だった。

 

勇気ある行動で表彰された許氏は自身を「オタク」と称し、『葬送のフリーレン』にインスパイアされたと語った。 

 

「勇者ヒンメルならそうしたでしょう」と許氏はコメント。

 

加えて彼は、「自身の行動とオタクとしての誇りが、オタクを自認する人々に対する世間の認識を改善するために役立つことを期待している」とも述べた。

 

 

だそうです。

 

台湾の電車内で刃物による攻撃を阻止した男性、『葬送のフリーレン』の「勇者ヒンメルならそうした」とコメントし話題に(IGN JAPAN) - Yahoo!ニュース

 

 

 

「勇者ヒンメルならそうした」

「勇者ヒンメルならそうしたってことだよ」

という言葉は、以前、話したアニメ「葬送のフリーレン」で有名なフレーズです。

 

(とても人助けをしそうにない)主人公のフリーレンが、

旅が遠回りになってしまうような人助けをした時や、

何の得にもならない人助けをした時に、

「なぜ、そんなことをしたのか?」

と誰かに質問され、こう答えるパターンが多いです。

 

 

「ネガティブな思考は伝染する」

とか言いますが、

このニュースを見て、なんとなく笑ってしまい、前向きな気持ちで仕事をすることができました。

(「怪我したら危ないでしょ。」と思いましたが・・・)

 

 

世の中では「ヒンメル理論」という言葉があり、

 

「漫画『葬送のフリーレン』の登場人物、勇者ヒンメルの行動規範のもと、『自分も行動すればきっとうまくいく、困難を乗り越えられる』という理論である。」

 

と解説されています。

 

 

SNSで出ていた「ヒンメルならそうした」「ヒンメル理論」の例として、

 

「最近、電車で席譲ったり困ってそうな人に声かけるとき、なんか勇気が出ずに二の足を踏んでしまう場合は『ヒンメルならきっとこうする』って心の中のヒンメルに従うことにしてる。」

 

「ゴロゴロしてる長女9歳に、 『早く宿題終わらせな。勇者ヒンメルならそうすると思うよ』 と言ったら、 『すごく説得力ある……勇者ヒンメルならやるよね」』と宿題始めたので、勇者ヒンメル最強だ。」

 

などがあります。

 

他に、


「深夜にラーメンを食べる、勇者ヒンメルならそうしたってことだよ。」

 

「推しのグッズを大量買いした、勇者ヒンメルならそうしたってことだよ。」

 

など、どう考えても、自分のダメさ加減をヒンメルのせいにした、言い訳的な使い方もあります。

 

 

 

つまらない話ですいません。