(だいぶ前の話になってしまいましたが、)録画していた「すずめの戸締り」という映画を見ました。
ネタバレを避けるため、あらすじには触れませんが、東日本大震災のことを思い出しました。
そういえば、
当時、お笑い番組を予約録画しようとしたら、報道番組に変更されていて、そのまま録画されていたのがあったのを思い出して見てみました。
震災が2011年3月11日金曜日で、この録画は3月13日日曜日夜(つまり2日後)のものでした。
緊迫感が半端なくて、まだ、福島第一原発については全く触れていませんでした。
震災2日目の、誰も、震災の全容が全く分からない時の報道です。
死者・行方不明者も3000人くらいと報道されていました。
(最終的に発表された死者・行方不明者は2万2318人。)
(忘れてしまっていましたが、)街は空襲にあったように焼け野原で、行方のわからない家族を探している人たちの姿がたくさんありました。
避難所で再会できた家族(泣きながら抱き合っている)を見た時はウルっときました。
(陸前高田市では、市民会館や市民体育館などの指定避難所の多くがほぼ天井まで水没して避難者の大半が死亡されています。避難所ですら安全ではないという・・・。)
全壊した家には、「○○にいます。」と、家族が家に戻ってきた時のための、張り紙がありました。
役場や色々な場所に、家族を探す張り紙や、自分の居場所を教えるための張り紙が、無数に貼ってありました。
避難所にも物資が行きわたっていない状態で、東京でも計画停電の計画が立てられていました。
(営業を続けていたパチンコ屋とか、かなり叩かれていましたね。)
津波が来た時のスマホ画像も、何回も流れていました。
(海が迫ってくる映像や、逃げる人や車の映像、流される映像は恐怖です・・・。)
今は、
「精神的ショックが強いから」
と、この時の映像は授業などでも見せないようにしているらしいですね。
確かにそうかも知れませんが、全く見せないでいいのでしょうか?
経験したことがある人たちは見ない方がいいかもしれませんが、戦争の記憶と同じで風化されることが心配です。
また、災害の脅威の他に、いつも当然と思っている家族の大切さも学べると思います。
(再会できた時の映像や、見つからない家族をずっと探し続ける人たちの映像は、涙なしには見れません。)
子供達の精神の成長に合わせて、徐々に見せてあげるべきかもしれないと思いました。