最近、医師の働き方改革のニュースをよく見かけます。

 

先日、見たのは、

 

「病棟にいる間は“勤務時間”、医局にいる間は“休憩”とカウント 救急診療を行う総合病院の取り組み 過労死ラインを超える過酷な労働環境は変えられるか」

 

という、タイトルだけでゲンナリするニュースでした。

 

病棟にいる間は“勤務時間”、医局にいる間は“休憩”とカウント 救急診療を行う総合病院の取り組み 過労死ラインを超える過酷な労働環境は変えられるか  - RKBオンライン

 

具体的には、

 

「4月1日の法改正で、勤務医の休日・時間外労働の上限は原則、年間960時間、平均すると1か月に80時間に規制され、勤務と勤務の間にはインターバル=休息時間を設けることが求められました。」

 

「済生会二日市病院では、法改正をみこし去年6月から発信機を導入しました。医師に発信器を携帯してもらうことで、病院内のどこで過ごしたのかが自動的に記録され、労働状況を管理するしくみです。労働時間のデータ収集によって、残業時間が月80時間を超えそうな医師には、労務担当者が声をかけ、注意を促しています。」

 

「病棟にいる間は勤務時間、医局にいる間は休憩しているとみなされ、勤務時間外となります。これまでは医局に電子カルテなどがありましたが、勤務時間と休憩時間の差別化を図るため、電子カルテを見るための部屋を新しく設けました。電子カルテ室にいる間は勤務時間となります。」

 

と書いてありました。

 

 

医師に発信機を持たせるそうです・・・・。

 

 

はっきり言って、

 

「病院内にいる時間は全部、勤務時間でしょ。」

 

「必要があるから、病院にいるんだから。」

 

「重症の患者さんが急変しそうで、病院に泊まり込んでいても、急変対応の時間だけが勤務時間なんですか?(急変しなかったら、勤務時間ゼロなんですか?)」

 

「なんで発信機とか持たされるんですか?トイレにいるのもわかりますよね?「トイレ長いな」とか思われるんですか?セクハラではないですか?」

 

とか色々思ってしまいます。

 

 

例えば、

家族や恋人に、携帯電話のGPSで位置情報がわかるように強要されたら、嫌でしょう?

 

(位置情報がわかるように強制されるのは、外国の性犯罪者とかだけでは?)

 

 

そんな病院で働きたい医師は少数派だと思いますが・・・。

 

 

「働き方改革」って何なんでしょう?

 

現実にはこれまで通りに働いているのに、

「この時間は労働時間じゃない」

とか言われて、嫌な気持ちにさせるのなら、働き方改革とかしないでもらっていいです。

 

「医師の過労を防ぐ」

が目的のはずなのに、医師がやっていること自体は変わらず

「これは労働時間ではない」

と言われて、ただ嫌な気持ちになるという・・・

 

そして、

「医師の労働時間を減らすことができました。」

と自慢げに公表されるという・・・

 

(そして、時間外手当が出なくなって、給料が下がるだけという・・・。)

 

私達は

「働きたくない」

とか思っているのではありません。

 

ニュースで報道されたような、自殺にまで追い込まれるような医師を出したくないだけです。

 

過重労働で自殺した研修医の先生も、そんなことを望んではいなかったと思います。

 

 

ただの愚痴ですいません。