維新の背信行為 百条委員会から除名されるべき
昨年の兵庫県知事選挙で、斎藤元彦候補の対立候補として、維新の会の清水貴之氏が出馬していました。
清水氏は昨年10月の衆院選で兵庫8区から立候補する予定でしたが、維新県議団の要請を受け、くら替えして知事選に挑んでいました。
清水氏は元朝日放送のアナウンサーで、2013年の参院選兵庫選挙区で維新公認として初当選しましたが、2期目の途中に辞職。維新を離党して県知事選に無所属で立候補、落選したのです。
当然、選挙では維新の支持があったはずですが、実は水面下では維新は斎藤氏を応援していたようです。その結果、清水氏は3位というひどい順位でした。
斎藤氏が1,113,911票、清水氏が258,388票で、百十一万票と二十五万票という大差であり、4倍以上の差がついています。情けない票数です。
これはなぜかというと、やはり維新が組織的に斎藤氏支援に回ったからだというほかありません。清水貴之氏ははめられたといってもいいでしょう。
つまり裏切りがあったのです。
その象徴的な存在が、維新の会の岸口実県議です。
この人が斎藤氏支持派であることはよく知られています。
百条委員会でも副委員長を務めており、斎藤氏に不利にならないように働きかけており、百条委の議論が長引いて結論が出ないのも岸口氏をはじめとする維新議員たちのおかげです。
現在も百条委で、斎藤知事の「パワハラ疑惑」を「おおむね事実」とする素案がまとまりましたが、第2会派である「維新」が斎藤知事のパワハラの認定や告発者への対応の違法性に否定的な意見を示していて、斎藤知事を守っており、なかなか意見がまとまりません。
とにかく維新は斎藤派であり、ここまでしつこい斎藤派が斎藤氏擁護のために百条委を振り回しているのは異常であると思います。まったく公平ではありません。
副委員長の岸口実県議は、自殺した元兵庫県議が「黒幕」だとする斎藤氏擁護のデマ文書をN党の立花氏に渡して、そのデマを拡散しました。すべて斎藤氏を支持するためです。岸口氏本人がいままでうそをついていましたが、やっと文書を渡したことを認めました。しかし記憶がないなどと、まだ逃げているようです。立花氏はデマ文書を岸口氏から手渡されたと、はっきり断言しています。その場では、これを拡散して、斎藤氏を当選させようという話が出たようです。またあとから岸口氏が立花氏に電話して、「私が手渡したのではないと嘘をついてくれ」と懇願したという話です。
維新というのはそういう会派です。
さて、斎藤氏が先の知事選挙でSNS配信を、折田楓氏の会社メルチュに依頼したことはよく知られています。斎藤氏は、ボランティアだから違法ではないといい張っています。折田楓氏は、400人分の仕事をしたと主張しており、ボランティアではなく、監修者として仕事をやり遂げたと発言しています。そしてそれを裏付ける具体的なデータを公開しています。斎藤陣営の複数の人間も、仕事としてメルチュに依頼していたことを認めています。
さて、この斎藤陣営の選挙運動には、陰で藤川晋之助氏が助言していたことが分かっています。藤川氏は、斎藤氏の対立候補である維新の会出身の清水貴之氏の応援に入っているはずでした。なぜなら、藤川氏は維新の会の元事務局長だからです。つまり、維新の会の人間といってもいいのです。そして表向きは義理のある清水氏を応援しつつ、かげでは斎藤氏を応援していたわけです。
昨年、藤川氏が東京都知事選挙で、石丸伸二氏の選挙責任者を務めたことはよく知られています。藤川氏は選挙の神様といわれるようになりました。それで最初は、斎藤氏は藤川氏に「助けてください」と選挙対策参謀を依頼したのです。藤川氏は義理があるので、表立って応援できないということで、斎藤氏は、折田楓氏に依頼することになりました。
さて、都知事選の選挙期間中に、石丸氏の陣営は業者に依頼してSNS配信を行いました。
石丸氏はこの業者に契約したお金を支払いましたが、これは公選法違反です。買収になります。
すると石丸氏は、業者が配信したのはボランティアであり、勝手に配信したのであり、支払ったお金はキャンセル料だといいました。しかし、実際に配信をしているので、キャンセルというものは存在していないわけです。例えばお寿司を注文して、お寿司が届いて、お金を支払い、みんなでお寿司を食べた後で、このお寿司はボランティアでもらっただけだといっても、通用するでしょうか。寿司屋としては、「決まった金さえ払ってくれるならボランティアでもなんでもいいけど」というかもしれませんが、要するにこれはボアンティアではありません。例えば家を一軒買って、お金を払って、住み始めて、あとから、この家はボランティアでもらったものだ、タダだ、支払ったお金はキャンセル料だといっても、通用するでしょうか。ボランティアもキャンセルも存在していません。
公選法の穴をついて、ボランティアという口実で逃げるという汚いやり方は、藤川氏の手法でしょう。そしてその背後にあるのは、要するにいつも維新の裏切りです。
違法な「配信」と「背信」で、維新の会は、もう終わったといってもいいように思われます。
すべてが、維新の背信という一本の糸に結びついています。いま、百条委員会で斎藤氏が負けてしまうと、斎藤氏擁護に回った自分たちの背信行為が明るみに出るので、維新は必死に斎藤氏擁護を強化させています。うそと悪行をごまかすためのあがきですが、それは自分の首を絞めているのと同じです。
ここでフリーレンの有名なセリフをつぶやかなくてはならなくなりました。
「イシン真理教。自害しろ」
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斎藤知事の疑惑調査の百条委“パワハラ疑惑”を「おおむね事実」とする素案まとめる 告発した県民局長の「懲戒処分撤回」も提言 第2会派・維新から否定的意見も
2/19(水) 13:19配信 FNNプライムオンライン
兵庫県の斎藤知事を巡る告発について、百条委員会による調査報告書の素案で知事のパワハラ疑惑を「おおむね事実」としたことが分かった。
元県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発した文書について、百条委員会は、2月議会に調査報告書を提出することを目指している。
報告書の素案は委員長が各会派の意見を踏まえて作成し、県関係者によると、パワハラ疑惑について「おおむね事実」、「パワハラ行為の可能性がある」と記載されたことが分かった。
また疑惑の調査が終わる前に元県民局長を処分した県の対応についても公益通報者保護法の観点で問題があるとし、懲戒処分の撤回を提言した。
一方で、第2会派の「維新」はパワハラの認定や告発者への対応の違法性に否定的な意見を示しているということだ。
(関西テレビ 2025年2月19日)
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【速報】維新の調査に岸口県議「自分が手渡したといわれても反論しようがない」「軽率だったと反省」 死亡の元兵庫県議『黒幕』文書をN党立花氏に漏えい疑惑
2/19(水) 14:43配信 読売テレビ
「NHKから国民を守る党(NHK党)」党首の立花孝志氏がネット上で、死亡した元兵庫県議を『黒幕』などと表現した文書を、百条委員会の委員を務める岸口実県議(維新)からもらったと発言したことについて、日本維新の会の岩谷幹事長は19日、岸口県議に対する調査結果を説明しました。
岩谷幹事長らは、岸口県議と立花氏の双方に聞き取り調査を行い、岸口県議は民間のA氏とともに立花氏と会ったことを認めた上で、「どちらが文書を渡したかは記憶が定かではないが、渡すことを分かりながら同席し、自分が手渡したと言われても反論しようがない」などと説明し、「軽率であったと反省している」と話したということです。
調査結果は、文書にまとめて地域政党「兵庫維新の会」に渡し、処分に関しては兵庫維新の会に委ねるということです。
■「印象操作した黒幕は竹内さん」文書が立花氏へ…竹内元県議は1月に死亡
斎藤知事の“パワハラ”などの一連の疑惑を調査する百条委員会の委員を務めた竹内英明元県議は、去年11月に「一身上の都合」を理由に議員を辞職。周囲にSNS上での誹謗中傷について、悩みを相談をしていたということです。その後、竹内元県議は1月に死亡しているのが見つかり、自殺とみられています。
立花氏は自身のYouTubeなどで「元県民局長の死亡の責任が、斎藤知事の責任に見えるよう印象操作した黒幕が竹内さん」などという旨の文書を公開していましたが、今月7日、「百条委員会の副委員長・岸口実県議から文書を受け取った」などと発言しました。
これに対し、岸口県議は10日、「去年11月に立花氏と会ったのは事実」とする一方、「紙を手渡したのは私ではない」と立花氏の説明を否定。日本維新の会の吉村洋文代表は、「事実関係を明らかにする」として、調査を行うよう指示したことを明らかにしていました。
■岸口県議は「今から思うと軽率、大変申し訳ない」
岸口県議は19日、報道陣に取材に応じ、「今から思うと軽率だった、大変申し訳ない」と語りました。
立花氏に手渡したとされる文書について、岸口県議は「当時文書を読んだ時は、書いてあることが事実かどうか分からないことが多くあり、うわさ話が一部にも書いてあった。当時は書いてあること自体が事実かどうか判断がつかなかった」と振り返り、SNSでの誹謗中傷が進んだことについて、「結果は受け止めなければなさない」と語りました。
その上で、「各方面にご迷惑をおかけしている、一定のけじめが必要」と語り、「百条委員会の副委員長としてどうするかを含めて(兵庫維新の会)の幹事長とも相談している」と明かしました。
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〈都知事選「買収」疑惑〉石丸伸二氏(42)の選挙違反を選対責任者が認める 「週刊文春」取材で藤川氏「認定せざるを得ない」
2/19(水) 16:12配信 文春オンライン
昨夏の東京都知事選挙を巡り石丸伸二氏(42)に浮上している公職選挙法違反(買収)疑惑。2月10日には市民団体から刑事告発されている。
その疑惑を巡り、選挙対策本部の「事務局長」を務めた選挙プランナーの藤川晋之助氏(71)が14日、「 週刊文春 」の取材に対し、陣営の選挙違反を認めた。公選法違反について「認定せざるを得ない」と述べた。
石丸氏は「不備があった」と釈明
「週刊文春」はこれまで、石丸氏陣営が選挙戦最終盤の昨年7月5日に開いた決起集会で、ライブ配信業者に「機材キャンセル料」名目で百万円近くを支出しながら、実際には同じ業者に配信を担わせたとみられる 「買収疑惑」を報じてきた 。石丸氏も今月6日の会見で「不備があった」と釈明した。
藤川氏と言えば小沢一郎衆院議員の弟子筋で、メディアで“選挙の神様”と呼ばれるベテランの参謀だ。石丸氏の都知事選では選対責任者を務めた。そこで今回、疑惑への認識を問うと、「週刊文春」が報じてきた見積書の変遷などを念頭に、次のように発言した。
“選挙の神様”藤川氏「選挙違反行為をやったことは、認定せざるを得ない」
「はっきりと人件費という見積書があったわけだから、この行為そのものは、たとえ石丸が知らなくても、選挙違反行為をやったことは、認定せざるを得ない」
そして、こう言葉を継いだ。
「そうすると、その責任はどこまで及ぶのか」
当時の石丸氏陣営について「俺は事務局長だから、全体を理解していたのは俺」と自任する藤川氏。責任者自らが違法性を認識していることが明らかになり、波紋を呼びそうだ。
一方で、こうも語る。
「何で俺のせいになってるのかな」
藤川氏から語られた本音と真相とは――。
2月19日(水)正午配信の「 週刊文春 電子版 」および2月20日(木)発売の「週刊文春」では、藤川氏の独占告白を掲載。陣営内部の対立、石丸氏への怒り、藤川氏が石丸氏側近に問う“新疑惑”などを報じている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年2月27日号
天天快樂、萬事如意
みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。
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