フェアなのかどうかという発想がない 中国のサッカー試合
日本対中国のサッカーの試合(北中米W杯アジア最終予選)が、中国で行われた。スタンドを赤色の中国観衆が埋め尽くすほどであり、日本からすれば、まさにアウェイの戦いである。
ここで、ピッチが本来より狭く設定されていたり(わざわざ最近、線を引き直した跡がある)、日本の国歌斉唱の際には中国サポーターから大ブーイングが起こったり、中国サポーターからレーザー光線の照射による妨害工作があったり、ピッチに乱入してくる中国サポーターがいたり、やりたい放題のさまざまな細工や違反行為があった。
違反行為をしている人たちは、個人でやっているのか、国家的動員をかけられて、国の指令でやらされているのかがわからない。統一した服装や旗を準備するのはお金がかかるが、ぜんぶ国がやっている可能性がある。習近平政権はそういう政府なのである。
違反行為をすれば、英雄になれたり、国から表彰されるという風潮があることはわかっている。
これはマナー違反というよりも、選手には選手生命の脅威となりうる妨害であり、マナーの問題ではない。特にレーザー照射は、失明の恐れがあり、絶対に禁止すべき行為である。
日本側はいつもはっきり抗議しない。報道も規制があるためか、相手の立場を大切にするようなものとなり、あまりにやさしすぎる。そのため日本に何をしてもいいという気分になってしまうと困る。もっと明確に違反はだめだ、迷惑だということを発言すべきである。
相手にはなんとなくわかってもらえるだろうという発想では、さらにひどい被害を受けることになろう。国際サッカー連盟(FIFA)にはっきり抗議すべきである。かげで金が動いているのであろうか、FIFAにいっても中国の言いなりになる可能性があるという意見もある。しかし、それをはっきりさせるだけでも意味があるだろう。
選手はアウェイの不利さを経験的にすでによく知っているので、それほど慌てることはないと思うが、やりにくいことは否定できず、レーザーなどでプレーに集中できないようにされるのは、困った話である。
フェアであるかどうかという発想が中国という政府にも、中国サポーターにもないと考えて、対処していかなければならないようである。
しかしこのままでは対処できない事態も生じる可能性がある。国際試合禁止、無観客試合なら許可などの、厳しい措置が必要となるだろう。あるいは中国に飲み込まれていないほかの国での開催などが推奨される。
中国は過去に偉大な思想家や芸術家を多く生み出しており、私は昔の中国文化を尊敬している。先人たちはマナーを守ることや礼節の必要性をくりかえし説いているのに、どうしてそれから学ぼうとしないのだろうか。中国にも、良心的で良識のある人が大勢いることを私は知っているので、あえてそれを言うのである。これはサッカーだけにとどまる問題ではなく、現代中国の文化全般にわたる問題となっている。サッカーは一例なのである。
報道から引用する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【日本代表】ピッチ細工、レーザー、乱入者…中国〝マナー違反〟連発で処分の対象か 11/19(火) 22:41配信 東スポWEB
サッカーの日本代表「森保ジャパン」は19日、北中米W杯アジア最終予選の中国戦(アモイ)に臨んだが、中国側による〝マナー違反〟が相次いでいる。
森保ジャパンは15日のインドネシア戦からスタメン5人を入れ替えて、待望論が起きていたMF久保建英(レアル・ソシエダード)やMF伊東純也(スタッド・ランス)らが先発を果たした。
熱戦が大きな注目を集める中で目立ったのが、ホームの中国側によるまさかの行為だ。まずはピッチ幅が通常より明らかに狭く設定され、当初の白線が浮かび上がったままなど〝細工〟が驚きを与えた。
そして試合前に、日本の国歌斉唱の際には中国のファンやサポーターから大ブーイングが発生。プレーではなく国歌に対してブーイングが浴びせられるのは国際大会では非礼にあたりマナー違反とされる。
そして試合が始まると、日本の選手に対してレーザーポインターが照射される事態も。これは明らかに違反行為で、今回の最終予選で日本がバーレーンの敵地で戦った際には、現地サポーターが同様の行為を行ってバーレーン協会に罰金処分が科されている。
さらに、試合中に乱入者まで出現するなど、まさに無法行為のオンパレードとなった。
ネット上では、日本のファンやサポーターから非難の声が殺到。「アウェイの試合でこんなに酷いのは見たことが無い」など批判が続出した。
〝アウェーの洗礼〟では済まされない行為の数々だけに、国際サッカー連盟(FIFA)やアジアサッカー連盟(AFC)による処分が下されるか注目が集まる。
天天快樂、萬事如意
みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。
いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。

