メディアの世論操作の手法 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  メディアの世論操作の手法

 

 メディアの世論操作の手法はいろいろあります。その中で、わかりやすいのは、写真によるイメージ操作です。

 たとえば、都知事選挙で「朝日新聞」は小池百合子を支持しています。その敵は蓮舫であると認識しています。

 

 そうすると、人物の写真を掲載するときに操作をくわえます。

 小池はにこやかな、しわのない、好感度のある顔の写真を掲載します。

 蓮舫は、すこし怒ったような顔とか、わざとしわを増やしたりして、醜い表情の写真を掲載します。

 

 これを続けると、読者は、小池に好感を持ち、蓮舫に嫌悪感を持つようになります。しわがあるかないかというだけで、かなりの違いが出てきます。

 

 これはどのメディアでもいつも使われる技法です。もともと「朝日新聞」は自分から権力に媚びを売る新聞ですが、小池からの具体的な要請があってそうしているという可能性もあります。

 小池はそういう嘘や裏工作を繰り返す人ですね。政策もパフォーマンスとか、「見た目」を整えることが重要だと考えている人です。

 

 権力がメディアを取り込むということは、そういうことであり、庶民はすぐにだまされます。

 庶民は主に、見た目がいいかどうかという点で判断するからです。しわがあるかないかで、判断が変わるのです。

 しかも庶民はすべて自分で判断していると思い込んでいるので、操作されているなどということは考えもしません。操作されていると指摘すると怒り始めます。

 

 その陰には、ちょろいなあといいながら笑っている小さな池があるわけです。

 

 報道を引用しましょう。

 

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蓮舫氏のシワ強調?朝日新聞デジタルの写真が波紋 「意図的な加工ではない」広報謝罪、なぜこんなことが起きたのか 7/10(水) 19:57配信 J-CASTニュース

 

 朝日新聞社(本社・東京都中央区)のニュースサイト「朝日新聞デジタル」が2024年7月9日に掲載した蓮舫氏の写真について、Xで波紋が広がっている。

 

 顔のシワを強調するような画像加工が施されていたのではないか、といった指摘が出ているのだ。同社は取材に、「ご指摘の写真は、紙面印刷向けの自動補正の結果で、意図的な加工ではありません」と答えた。

 

■「ものすごく悪意を感じます」

 

 蓮舫氏といえば過去最多の56人が立候補した東京都知事選(7月7日投開票)で、現職で再選した小池百合子氏に敗れ、3位に終わったばかり。

 

 問題視されているのは、都知事選をめぐり朝日新聞デジタルが9日に配信した記事「立憲、無党派層へ浸透急務 蓮舫氏、石丸氏にも及ばず 都知事選」に掲載された蓮舫氏の写真だ。小池氏の当確後、報道陣の取材に応じていた際のバストアップ姿だ。

 

 画像は荒く、加工で顔のシワを鮮明にしたのではないかとの指摘がXで出た。その後、輪郭の柔らかい写真に差し替えられると、これらを比較する形でも騒ぎが広がる事態に。なお、投開票日の7日に配信された記事にも多数の写真が掲載されていたが、問題視された写真は見当たらなかった。

 

 問題の写真に対しては「わざとやってる」「ものすごく悪意を感じます」と批判が少なからず上がり、シワを描き加えたのではないかとの疑惑も。ただ、悪意の断定に懸念を示すユーザーもいる。

 

 では、意図的に蓮舫氏の顔のシワを強調するような画像加工を施した事実はあるのか。朝日新聞社の広報部は10日、J-CASTニュースの取材に対して、「ご指摘の写真は、紙面印刷向けの自動補正の結果で、意図的な加工ではありません」と答えた。

 

「紙面印刷用の画像をデジタルに転用したため、起きたもの」

 今回の事案が生じた詳しい経緯は、下記のとおり説明している。

 

「紙面用記事の場合、印刷の画質の粗さを補うため、撮影対象の輪郭等をくっきりさせるなどの補正を自動的に行い、読者の皆さんが見やすいようにしています。これらの写真はデジタル用に最適化されていないため、デジタルに転用した場合は輪郭や陰影等が強めに表現されてしまう傾向があります。今回のケースは紙面印刷用の画像をデジタルに転用したため、起きたものです」

 

 また、広報部は「SNS 上での指摘で今回の事態を把握し、写真を紙面印刷用以外のものに取り換える判断をしました。申し訳ありませんでした。今後も、サービスの改善に努めます」とも伝えた。

 

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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