マクロン凋落の始まり | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

日置研究室 HIOKI’S OFFICE

作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  マクロン凋落の始まり

 

 フランスは、パリオリンピックの開会を間近に控えている。

 この時期に、マクロン大統領は、下院議会を解散した。

 マクロンは今まで失政を重ねてきた。

 常に富裕層の利益を最優先に政治を行ってきた。庶民を無視するような方策をとり、議会で論議をせずに法案を通すというようなシステムを造ったり、利益を求めて中国に媚びを売り続けるやり方を続けてきた。これでは信頼を回復するのは難しい。就任時は若さもあり、いろいろ新鮮であったが、いまのマクロンは全く信用できない。凋落傾向はずっと続いている。

 マクロンはもともと議会で与党議員が過半数を得ていないが、ずっと支持率も低いままであり、不人気は確定している。今回の選挙でも負ける可能性があり、そこから雪崩のような凋落、転落が始まるかもしれない。オリンピックで、人気回復できると考えているなら、少し見通しが甘すぎるのではないだろうか。

 マクロンではなく、甘いだけの「マカロン」になってしまったのではないだろうか。

 報道から引用する。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マクロン仏大統領、国民議会解散で「大きな賭け」…「極右」国民連合に過半数明け渡しのリスクも 6/10(月) 21:31配信 読売新聞オンライン

 

【パリ=梁田真樹子】フランスのマクロン大統領が9日、仏国民議会(下院)の解散に踏み切った。欧州議会選で極右の流れをくむ右派政党「国民連合」(RN)が、自身の率いる中道勢力を大きく上回って第1党となった結果を踏まえ、マクロン氏はRNに対する民意の反発をたき付けて、政権与党の支持回復を狙うという大きな賭けに出た。意表をつく手法が奏功するかどうかは不透明だ。

 

 マクロン氏は9日のテレビ演説で、RNの名指しは避けつつ「極右(の伸長)は我が国の衰退を意味する」と危機感をあらわにした。10日にはX(旧ツイッター)に、「仏国民が、自身や将来の世代のために最も正しい選択をすると信じている」と投稿した。仏紙「フィガロ」(電子版)は9日、マクロン氏は「有権者が(欧州議会選の)選択の衝撃におそれをなし、投票行動を国民議会選で修正することを計算している」と分析した。

 

 総選挙は30日に第1回投票、7月7日に決選投票という日程で実施される。1回目の投票まで約3週間という短期決戦となる。

 

 フランスで大統領が下院解散に踏み切ったのは1997年のシラク大統領(当時)以来だ。電撃解散には、マクロン氏の残り任期が3年を切る中、対立構図を改めて鮮明にして局面打開を図る意図も指摘されている。

 

 ただ、マクロン政権に対する支持は長期低迷しており、短期間での立て直しは容易ではない。

 

 マクロン政権は、2期目始動後の2022年6月に行われた国民議会選で与党の過半数を失った。各種世論調査でマクロン政権の支持率は20%台が続いている。

 

 27年春の次期大統領選に向けて4月にフィガロが報じた世論調査結果では、RNを実質的に率い、マクロン氏と2度大統領選で決選投票を戦ったマリーヌ・ルペン氏の支持率がマクロン氏の中道勢力の有力者を上回った。マクロン氏は憲法上の規定で出馬できない。

 

 RNは元々、欧州議会選で勝利した場合、国民議会を解散するようマクロン氏に迫っていた。ルペン氏は9日、「準備はできている」と述べた。仏紙「レゼコー」(電子版)は9日、「マクロン氏が勝利する可能性は低い」と分析し「RNが過半数を得るリスクを背負っている」と評した。

 

 

天天快樂、萬事如意

  みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。