ロシアの大統領選挙を笑えない | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

日置研究室 HIOKI’S OFFICE

作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  ロシアの大統領選挙を笑えない

 

 アメリカで大統領選挙が話題になっていますが、プーチンの大統領選挙は話題になりません。プーチンが当選確実だからです。

 ライバルは殺すか、牢屋に入れる。これがいままでのプーチンのやり方ですね。

ウクライナ反戦を唱える独立系のナジェジディン元下院議員は、出馬が認められず、そのうち牢屋に入れられるか暗殺されるでしょう。18年の前回選挙で出馬を認められなかった反体制派指導者ナワリヌイ氏も、禁錮19年の判決を受けて牢屋にいます。これがプーチンのやり方です。

 プーチンは自分以外、出馬禁止にすれば話は早いのですが、一応選挙の形はとるという、形式を捨てません。ほかに3人候補が出ていますが、みんなプーチンの息がかかった人で、全員戦争賛成派です。これでは選挙になりません。投票結果も95パーセントの人がプーチンを支持したというような結果と決まっているでしょう。ちゃんと開票などしたり、票を数えないのです。結果はプーチンの都合のいいように発表されます。しかしその茶番で国民の多くは騙されるので、効果はあるのです。こういうのを、詐欺師と呼びます。選挙は茶番です。

 では日本はちゃんとしているのかというと、そうでもないですね。マスコミは政府のいいなりですし、統一教会は金もうけのために選挙協力しますし、政治家は裏金をどんどん貯めることだけが目標ですし、罰せられることもなく、また選挙で同じことが繰り返されて当選してしまうという繰り返しです。日本にも、詐欺ははびこっています。コロナワクチン問題など、その最たるものですね。

 ロシアの大統領選挙を笑えないと思います。

 アメリカではどうでしょうか。権力者の考えることは同じですね。やはり詐欺が行われています。

 アメリカでは、たぶんまた、トランプは負けるでしょう。今は勢いがありますが、司法システムなどを使って出馬させないとか、民主党は手を打ってくるでしょう。民主党は前回、アメリカの選挙の票集計システムを掌握しました。これはある会社が請け負っていますが、会社を掌握すれば簡単なのです。小細工をすればある程度、票を動かせるのです。これはリスクがありますが、とても効率がいいということに彼らは気づきました。投票結果を、自由に変えられるからです。私は見ていましたが、トランプが優勢になると突然どこからともなくバイデンの票が増えていくという現象が何度も起きました。変でしたね。もちろん、今回も、陰で暗躍するロスチャイルド家やその他の人々がどう動くかで変わってきますが、問題は金でしょう。金がどう動くかです。

 ウクライナ戦争も、要するにそういう人々の金と権力の奪い合いの場になっています。恐ろしい世界ですね。地球は外から見るととても美しいのに、そこを支配している人々は、醜さのかたまりです。もちろん彼らは醜いという意味を知らないので、何を言っても認識はされません。彼らにとって一番美しいのは金です。

 時事通信のニュースを引用します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

プーチン氏、5選確実 長期政権で侵攻続行 ロシア大統領選まで1カ月

2/16(金) 7:05配信 時事通信

 

 3月15日から3日間投票されるロシア大統領選が1カ月後に迫った。

 リベラル派を弾圧し、政権批判の芽を摘んだプーチン大統領(71)の通算5選は確実。2020年の憲法改正で任期がリセットされ、さらに2期12年の続投も可能だ。プーチン氏は、長期政権に道を開いた上で、ウクライナ侵攻を継続する構えだ。

 「投票用紙に掲載されるのは4人」。中央選管のパムフィロワ委員長は今月8日、唯一反戦を唱える独立系のナジェジディン元下院議員(60)の出馬は認められないと発表。ナジェジディン氏を除く4人の候補者の名前を記した投票用紙のデザインが翌日、公表された。

 プーチン氏以外に出馬を容認されたのは、最大野党・共産党のハリトノフ下院極東・北極圏発展委員長(75)▽極右・自由民主党党首のスルツキー下院外交委員長(56)▽政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長(39)―の3人。各党とも政権に従順な「体制内野党」と呼ばれ、プーチン氏の脅威になり得ない。

 プーチン氏は過去と同様、候補者討論会への不参加を決めた。ペスコフ大統領報道官は13日、「現職大統領は非常に多忙だ」と理由を説明し、「国民はプーチン氏の発言を毎日聞いている」と付け加えた。公務を伝える国営テレビの報道などで十分で、他候補と対等の立場で論戦を交わす必要はないと示唆した形だ。

 4人という候補者数は、メドベージェフ前大統領が当選した08年大統領選と並んで「過去最少」となる。ナジェジディン氏をはじめとする独立系は排除され、戦争に反対する声なき声はかき消された。リベラル票は行き場を失っている。

 18年の前回選挙で出馬を認められなかった反体制派指導者ナワリヌイ氏は、禁錮19年の判決を受けて収監中。有権者に対し、ボイコットせず、プーチン氏以外の候補に投票するようSNSで呼び掛けている。しかし、効果は限定的とみられ、逆に政権が目指す投票率アップに寄与しかねないというジレンマを抱える。 

 

 

天天快樂、萬事如意

みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。

   いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。