日置俊次論は書きやすい
日置俊次は作家で、熟練した文学研究者であり、青山学院大学教授です。
日置俊次を研究して卒論を書く学生がいます。
私の略歴も業績もこのブログにまとめられており、作品も電子書籍で読め、引用するときもコピーアンドペーストで書き写せます。
このブログ全体が、膨大な資料となっており、こちらもすぐにコピーすることで引用できます。このブログのどの記事も、重要な問題を含んでおり、論を立てられます。
たとえば、この記事のすぐ前の「かもめのジョナサン」という記事は、私の文学論になっており、全文引用するとよいでしょう。ここで私は「かもめのジョナサン」から引用していますが、いちいち書き写したのです。私の最新の短歌作品も、このブログから引用することができます。
論文を書くときは、もちろん作品を読まなければなりません。このとき、作品から引用することがなかなか大変で、いちいち書き写さなければなりませんが、デジタル化されていると、すぐコピーと貼り付けができますので、引用はとてもはかどります。便利ですね。
ある分量の引用ができれば、それで卒論はもう半分完成したようなものです。
私がブログを書いているのは、自分の文学論を展開するためですが、自分の仕事を整理し、デジタル化するためでもあります。
リアルタイムで記事を書いていきますので、内容は時事とも密接に関係しています。まさに現在の、身近な問題が論じられていることに気づくでしょう。
1500を超える記事がありますが、このぐらい膨大な資料があると、作家論は組み立てやすいのです。インスタグラムの8000以上の記事も、重要な資料になります。
以下、私の略歴をリブログしつつ、改訂して再掲しておきます。
卒論で私を論じる学生がいます。私は作家ですので、私を論じて研究することは、当たり前の流れです。
質問があれば作家本人に聞くことができて、とても便利です。
私の略歴を、論文を書くための資料とすることも有効です。
またこのブログの記事もすべて貴重な資料となります。
日置俊次 Hioki Shunji ひおきしゅんじ
1961年、岐阜県生まれ。東京大学文学部卒業。サンケイスカラシップ奨学生、フランス政府給費生、日本学術振興会海外特別研究員などの選考試験で選ばれ、フランスのプロヴァンス大学、パリ大学等で数年間にわたって研究。また台湾大学でも研究員を務める。東京医科歯科大学助教授を経て、現在、青山学院大学文学部日本文学科教授。ジェロントロジー研究所研究員。
ジェロントロジー研究所研究員(兼任) (リンクを貼ります)↓
日置 俊次 – 青山学院大学ジェロントロジー研究所 (aoyama.ac.jp)
ジェロントロジーとは、いかに生き生きと老いるか、老いをいかに生き生きと生きるかという問題を考える学問であり、医学だけではなく、様々な分野を統合して考えなければならない学問です。そこでは文学も、大きな役割を果たします。
馬場あき子創刊の歌誌『かりん』編集委員、選歌委員をつとめています。
歌集に、次のようなものがあります。
日置俊次歌集『その波の炎を渡り』(日置研究室、電子版) 2023/12
日置俊次歌集『ウーシャントンクー』(日置研究室)2022/03
日置俊次歌集『おまへに悪かつた』(日置研究室) 2021/12
日置俊次歌集『ラヴェンダーの翳り』(書肆侃侃房)2019/08
日置俊次歌集『地獄谷』(書肆侃侃房) 2018/09
日置俊次歌集『落ち葉の墓』(短歌研究社) 2015/09
日置俊次歌集『ダルメシアンの壺』(短歌研究社) 2014/05
日置俊次歌集『ダルメシアンの家』(短歌研究社) 2012/12
日置俊次歌集『愛の挨拶』(角川書店) 2009/09
日置俊次歌集『記憶の固執』(角川書店) 2007/08
日置俊次歌集『ノートル・ダムの椅子』(角川書店) 2005/09
小説には次のような書籍があります。
『華やかな散歩』(日置研究室 電子版) 2023/12
『ありうべからざる朝』(日置研究室 電子版)2023/12
『瀧と白鳥』(日置研究室 電子版) 2023/08
『昼下がりのルビー』(日置研究室 電子版) 2023/03
『サファイアの夜明け』(日置研究室、紙本および電子版) 2021/08
『エメラルドの夜』(はるかぜ書房、紙本および電子版 日置研究室)2021/04
学術共著書には次のようなものがあります。
『窪田空穂の歌』(日置俊次・岩田正・ほか共同編集、角川書店、2008/06)所収「空穂の青春」
『展望日本の詩歌 第8巻 短歌Ⅲ』(飛高隆夫・野山嘉正編、明治書院、2008/01) 所収「高野公彦」
『展望日本の詩歌 第7巻 短歌Ⅱ』 (飛高隆夫・野山嘉正編、明治書院、 2007/06) 所収「佐佐木幸綱」
『横光利一の文学世界』(石田仁志・渋谷香織・中村三春編、翰林書房、2006/04) 所収「『夜の靴』――芭蕉、ヴァレリー、そして『不通線』――」
『井伏鱒二『山椒魚』作品論集』(松本武夫編、クレス出版、2001/01) 所収「井伏鱒二『山椒魚』論」
『村上春樹スタディーズ04』(栗坪良樹・柘植光彦編、若草書房、1999/09) 所収「村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』試論」
『横光利一』(田口律男編、若草書房、1999/03) 所収「横光利一『旅愁』論」
『詩う作家たち――詩と小説のあいだ――』(野山嘉正編、至文堂、1997/04) 所収「フランス象徴詩の移入における韻文と散文のあいだ――『海潮音』の方法――」
短歌では、かりん賞、朝日歌壇賞、現代歌人協会賞を受賞しています。現代歌人協会賞は、歌壇の芥川賞と呼ばれている、権威ある新人賞です。
研究者としては、多くの学術論文を発表し、芥川龍之介、横光利一をはじめとする近代現代の作家たちに新しい光を当てています。短歌の研究も進めています。アニメーション関係の論文も多く、特に宮崎駿の専門家です。
最近の論文の一例をあげます。これは最近の、ほんのわずかな例にすぎません。下の論文は、すべて公開されており、インターネットで検索すれば、いつでも読むことができます。
「宮澤賢治論――「やまなし」から「ひかりの素足」へ――」(「青山語文」 2023/03)
「芥川龍之介「蜘蛛の糸」から宮澤賢治「ひかりの素足」へ」(「青山学院大学文学部紀要」2023/03)
「芥川龍之介「地獄変」論――ジャンヌ・ダルクとの関わり――」(「青山語文」 2022/03)
「芥川龍之介「羅生門」の起源――「羅生門の鬼」伝説をめぐって」(「青山学院大学文学部紀要」 2022/03)
「宮澤賢治「おきなぐさ」論――太陽のもとでの転生――」(「青山学院大学文学部紀要」2021/03)
「横光利一におけるシェイクスピア翻訳劇の影響――「日輪」を中心に――」(「横光利一研究」2021/03)
「芥川龍之介「奉教人の死」論――「女の力」をめぐって――」(「青山語文」2021/03)
「横光利一「赤い着物」論――赤色の源泉にあるもの――」(「青山スタンダード論集」2021/01)
「芥川龍之介「藪の中」論――竹に隠された秘密――」(「青山学院大学文学部紀要」2020/03)
「太宰治「走れメロス」論――赤い色について――」(「青山語文」2020/03)
「横光利一「蠅」新論――モーパッサンの影響を中心に――」(「青山スタンダード論集」2020/01)
「井伏鱒二「山椒魚」論――もっともらしい嘘について――」(「青山語文」2019/03)
「夏目漱石と能――素人としての自己劇化――」(「青山学院大学文学部紀要」2019/03)
「宮崎駿「となりのトトロ」論――少女と老女という思想――」(「青山スタンダード論集」2019/01)
「泉鏡花「外科室」論――分身という方法――」(「青山学院大学文学部 紀要」2018/03)
「芥川龍之介「羅生門」論――下人の太刀について――」(「青山語文」2018/03)
「泉鏡花「外科室」の周辺」(「青山スタンダード論集」2018/01)
16歳のダルメシアンの老犬介護をしていましたが、昨年亡くなりました。
ルメという名前です。インスタグラムをご覧ください。
ブログの下の方を探すとリンクがあります。
いつも公園で出会うオスのカワセミです。自分で撮影しています。
みなさまにすばらしい幸運や喜びがやってきますように。
いつもブログを訪れてくださり、ありがとうございます。