昨年5月におこった石川地震 なぜ参考にしないのか | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  昨年5月におこった石川地震 なぜ参考にしないのか

 

 昨年5月に、石川県能登地方で、震度6を観測する強い地震がありました。家屋の崩壊などもありました。これは「石川地震」と呼ばれています。

 震度6以上の地震があった場合、数か月したらもっと大きい地震が来るのではと、1年間は警戒を続けた方がいいように思われます。

 震度6というのはめったにないので、震度6を記録したら、要注意地域として、非常食や水などを十分用意する、避難経路の明確化、土砂崩れを防ぐ再点検をするなど、できる範囲で細かい対策を取ったほうがいいのではないでしょうか。救助がすぐ出動できるような準備があってもいいでしょう。地盤や地下構造などにもよりますが、6が来たら7が来ると考えるのが自然です。東京から支援食糧を飛行機で運ぶのではなく、とくに水や食料などなら、近隣の県などから調達した方が早いでしょう。パワーアップした石川地震に備えて、近隣との物資の流通も考えておいた方がいいのではないでしょうか。

 当時の報道も、気が抜けていて、能天気な感じがしますが、前ゆれとしてかなりヒントになるのではないでしょうか。防波堤の充実など、津波に関する備えも必要ではないでしょうか。甘く見ないで、6が来たら7が来ると考えて、しっかり備えなければならないと思います。震度6が来たら要警戒区域に指定するとか、1年間を警戒期間とするとか、早め早めの手を打つことが大切です。

 今回は、輪島市長が、まだ物資が届かないと嘆いておいでです。どうしてでしょうか。また震災対策が低かったことも指摘されています。かなり無防備だったというように見えます。

 昨年の地震の報道を以下に引用します。

 

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【石川地震】NHK中山アナの取材に「神社のことは聞かないんですか?」と宮司困惑…SNSで批判殺到、OB・和田議員も苦言

社会・政治 投稿日:2023.05.05 17:24FLASH編集部

 5月5日午後2時42分ごろ、石川県で最大震度6強を観測する強い地震が発生した。気象庁の発表では、震源は石川県能登地方で、深さはおよそ10km、地震の規模を示すマグニチュードは6.3と推定される。

 同地震を受けて、NHKは地震の被害状況を伝える特別番組を放送。入社9年めの中山果奈アナウンサーが進行を務めたが、番組内のある取材が話題になっている。

 3時13分ごろ、中山アナは「ここで電話がつながりました」と話し、石川県珠洲市にある須受八幡宮の秦宮司と通話を開始した。

 秦宮司に、自宅の被害状況や地震発生時の印象などをていねいに聞く中山アナ。秦宮司は、「今までにないほどのすごい揺れでしたから。怖くてびっくりしましたね」と語った。

 ひと通り話を聞いた中山アナは「大変ななか、ありがとうございました」と電話を切ろうとしたところ、慌てた様子で、秦宮司が「あの、神社のことは聞かないんですか? 私は、それで電話があったんですが」と困惑した様子で “逆質問” をおこなったのだ。

 中山アナが慌てて、「大変失礼しました。神社の様子はどうだったんですか?」と聞き直す事態に。

 これに対しネット上では、

《とても迷惑でトンチンカンなNHK》

《慌てて謝罪し神社の事を聞く女子アナ》

《下手くそ過ぎる…》

 と批判が殺到。さらに、元NHKアナウンサーで参議員議員の和田政宗氏は

《「手洗いの所が倒壊」と話しているのに、手水舎なのかトイレなのかを聞かず、「狛犬も石灯籠も倒壊」はかなりの被害だがさらに聞かずスルー》

 とツイートし、“後輩” の不手際に苦言を呈した。

「地震発生からわずか30分後の取材なので、ドタバタしてしまうのも仕方がないと、中山アナに同情する声もあがっています。

 ただ、中山アナは2022年7月8日の安倍晋三元首相の銃撃事件でも速報を担当していますし、2022年の石川県能登地方の地震でも緊急地震速報を担当しました。

 宮司さんがわざわざ取材に答えてくれたのですから、神社の被害状況を聞くのは当然のこと。もう少し場慣れしていることを期待する人たちもいるでしょうね」(芸能記者)

 なんであれ、少しでも地震被害が少ないとよいのだが……。

( SmartFLASH )

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道路寸断「避難者1万75人に、2000食しか届いていない」…輪島市長が窮状訴え

2024年1/3(水) 21:45配信 読売新聞オンライン

 

 石川県能登地方を襲った地震の影響で、各地で道路が寸断され、救援物資が届かない状況が続いている。避難所では食料の配布や仮設トイレの設置が始まったが、厳しい生活が続く被災者からは「ぎりぎりの状態」と悲鳴が上がる。

 同県七尾市のガソリンスタンドでは3日、給油待ちの長い列ができ、従業員が慌ただしく車両を誘導していた。2日は緊急車両に限って給油をしたが、3日朝にガソリンが入荷。一般への販売を始めたところ列が途絶えず、夕方までに約350台が給油したという。同県羽咋(はくい)市の会社員の男性(37)は「なるべく歩いて用事を済ませ、運転時もエアコンを切っていた。それでも残量はぎりぎりだった」と語った。

 輪島市や珠洲市で給水が始まったほか、七尾市垣吉町の田鶴浜地区コミュニティセンターでも仮設トイレが設置されるなどしたが、物資はまだ不足している。

 輪島市の坂口茂市長は3日のオンライン会議で、「1万人の避難者に対し、物資は2000食しか届いていない。水、食料が足りない」と窮状を訴えた。

 自衛隊は、県内で人命救助や給水支援にあたる隊員を1000人から2000人規模に倍増させている。木原防衛相は同日の記者会見で、当面の生活支援として「パン、ペットボトルの水、毛布、おむつといった物資の輸送を考えている」と述べたが、各地で土砂崩れや家屋の倒壊が起き、道路は寸断されている。輸送はヘリに頼らざるを得ないのが現状で、今後は艦艇を活用した海上輸送も本格化させるという。

物資届かない 輪島市長が窮状訴え - Yahoo!ニュース

 

皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

      いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。