ジャニーズ性犯罪問題の本質
私は詐欺撲滅運動をしています。日本には詐欺犯罪がはびこっています。
ジャニーズ問題が、今話題になっていますが、今日は、その本質に国民を巻き込んだ詐欺犯罪があることを指摘します。
ジャニーズ性犯罪問題に関して、ネスレ日本の元社長高岡氏の発言が注目されています。すでにこのブログで取り上げています。その発言を見ると、ジャニーズ問題は性犯罪であるとともに、詐欺犯罪であったということが分かるのです。
地球温暖化や、コロナワクチンなどとまったく同じ問題がそこにあります。
高岡氏はジャニーズの性犯罪のうわさを聞いていたので、これまで一度もジャニーズのタレントをCMに起用しなかったといいます。これはあくまでも経営的な立場からの判断であり、「ジャニーズに限らず、芸能界はもともと物騒なうわさが多い世界ですから、慎重になって当然です。」と高岡氏は述べています。
また、「東京五輪のスポンサー依頼があったときは、元電通の高橋さん(大会組織委員会元理事の高橋治之氏。昨年、受託収賄容疑で逮捕)の汚職のうわさが耳に入っていたし、ネスレ本国のスイスからは、IOCが賄賂を受け取っているといううわさを聞いていたので、すべて断りました。」というので、その言動は一貫しています。腐った匂いのする事業、コンプライアンスに反する話には手を出さないという態度です。
オリンピックが詐欺師たちの金儲けシステムになっていることはすでに証明されていますね。五輪貴族とか呼ばれて、もう金まみれです。私はサギリンピックと呼んでいます。
高岡氏の発言の中で、特に注目すべきなのは、次の部分です。
「――広告業界では、ジャニーズのタレントを起用すると手っ取り早く商品が売れる、という定説があったようですが、その人気を魅力に感じることはありませんでしたか。」という質問に対して、高岡氏は次のように述べています。
そんな定説、うそでしょう。だって、大手菓子メーカーでジャニーズを起用していないのは我々くらいなのに、ネスレのキットカットは日本で最も売れているチョコレート菓子ですよ? ジャニーズのタレントを使ったからヒットしたという商品があるなら教えてほしいです。なぜ、証明されていないことを、みんな当たり前のように言うのか不思議です。
高岡氏は、ジャニーズのタレントを使うと売れるという定説は根拠がないと言い切っています。みんな思い込みで騙されているのです。誰かが嘘を作り出したのです、嘘が定説になってしまったのです。そのために、メディアも性犯罪を知りながらすべて封印して黙ったままで、企業もコンプライアンスを無視してジャニーズに仕事を依頼していたとすると、本当にばかばかしい話です。そこには思い込みしかないのです。みんな嘘に騙されているのです。
現在の「地球温暖化」や、「コロナワクチン」なども、みんな思い込みで「正しい」と信じていますが、完全に騙されているのです。
地球温暖化は、この百年の平均気温が1℃も上がっていないことで、嘘だとわかります。これは正式なデータです。コロナワクチンは、感染予防の効果はなく、副作用だけがあります。温暖化やワクチンについて、なぜ、証明されていないことを、みんな当たり前のように言うのか不思議です。
温暖化やワクチンの誤りや危険性は、いくら政府やメディアが封印しても、インターネットの世界ではかなり知られており、ノーベル賞受賞の専門家たちの指摘もあり、科学的な証拠も多く提示されています。後になって、知らなかったなどといっても遅いのです。どうしてこんなでたらめが通用したのかという、本当にひどい話ばかりです。完全な詐欺です。それぞれ百兆円のお金が消えて、詐欺師の懐に入っています。
はっきり公に問題化された後で、知らなかったなどという偽善者ぶりを発揮しても無駄です。ジャニーズは加害者が死んでいるので、それでやっと今になって問題が公に明らかになったのですが、もう被害者は多くが中年になっているではないですか。遅すぎます。まわりで隠ぺいしてきたメディアなどは、手のひら返しで、今になって、ジャニーズ事務所に責任をとれと言っているようです。本当にばかばかしい話です。遅すぎるのです。高岡氏はこう述べています。
みなさん、ジャニーズの企業体質を変えろって言いますけど、加害者本人がいない今、何をどう変えるべきだと思っているのでしょうか。社名を変えれば、体質は変わるんですか? トンチンカンすぎて、グローバルでは笑われますよ。
隠蔽(いんぺい)体質を責めるつもりなら、取引企業やメディアも、性加害の実態を知らないふりして、あるいは知ろうとしないで、一生懸命ジャニーズにお金を投じてきたわけなんだから同罪でしょう? それをなぜ、ジャニーズだけの責任にして、誠意を見せろ、反省しろって徹底的に攻撃するのか。
この事件には、巨額の金を動かした詐欺師たちが存在するのです。企業もメディアも詐欺師です。詐欺のはびこる日本社会は、たくさんの悲劇を生み出しています。
詐欺が許される社会は、悲劇が隠蔽され、放置される社会です。詐欺のシステムをはっきり認めて、だれがどういう嘘をついたのかを明確にしないと、犯罪は何度でも繰り返されます。
記事を引用します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
“違いがわかる男”ネスレ元社長が明かす「ジャニーズタレントを一度も起用しなかった」理由 9/21(木) 17:02配信 最終更新:9/21(木) 19:46 AERA dot.
ジャニーズ事務所のタレントに対する広告契約解除が相次ぐなか、ネスレ日本元社長の高岡浩三氏のSNSでの発言が注目されている。社長時代は一度もジャニーズ事務所のタレントを起用したことはなかったという高岡氏に、広告案件でのタレント起用法や、今回のジャニーズ問題についての見解を聞いた。
9月11日、高岡氏は自身のフェイスブック(FB)で、「私は、ネスレのガバナンスとコンプライアンス規定の観点から、キットカットといえども一度もジャニーズのタレントをCMや販促に起用しなかった」と明かし、ネット上ではネスカフェのCMのキャッチコピーにかけて、「違いがわかる男」などと称賛の声が寄せられている。
高岡氏は、性加害の実態を知らないふりをしていた取引企業やメディアも同罪と断じる。これまで経営者として、ジャニーズをどのように見てきたのだろうか。
* * *
――FBの投稿によると、「ジャニー喜多川氏が元々性癖があってジャニーズ事務所を開設したといううわさは、かれこれ20年以上前からうわさとして知っていた」とのことですが、どのくらい詳細な内容が耳に入っていたのでしょう。
性被害が現在進行形で起きているとまでは知りませんでしたが、ジャニーさんは若い男の子が大好きだから事務所を立ち上げたという話は、芸能事務所や広告会社の関係者、他の事務所に所属している芸能人など、複数人から聞いていました。
当時は、それが大きく問題視されない時代でしたし、なによりジャニーズは絶頂期でした。ジャニーズに嫌われて、テレビ局の担当者が左遷されたなんていう話もいっぱいあったし、逆らったらえらいことになるという雰囲気でしたよね。
でも私としては、そういう事務所のタレントを使うのはよくないという判断をしました。ジャニーズのタレントを使ってきた企業のほとんどが、そんなうわさは知っていたと思いますよ。「私は知りませんでした」なんて、社長たりとも通用しません。――ネスレ日本では、タレント起用について社長が判断をしていたのですか?
一流の外資系企業なら、広告は社長案件です。100億円も200億円も使う事案を、宣伝部長だけに任せるわけにはいきません。私の場合、芸能事務所の人と直接話をして、食事もして、個人的な友人になるところまでいって、この人は大丈夫だと信頼できた事務所や、タレントさんとだけ仕事をしてきました。
ジャニーズに限らず、芸能界はもともと物騒なうわさが多い世界ですから、慎重になって当然です。
ただ、これは何も芸能界に限った話ではありません。東京五輪のスポンサー依頼があったときは、元電通の高橋さん(大会組織委員会元理事の高橋治之氏。昨年、受託収賄容疑で逮捕)の汚職のうわさが耳に入っていたし、ネスレ本国のスイスからは、IOCが賄賂を受け取っているといううわさを聞いていたので、すべて断りました。
――広告業界では、ジャニーズのタレントを起用すると手っ取り早く商品が売れる、という定説があったようですが、その人気を魅力に感じることはありませんでしたか。
そんな定説、うそでしょう。だって、大手菓子メーカーでジャニーズを起用していないのは我々くらいなのに、ネスレのキットカットは日本で最も売れているチョコレート菓子ですよ? ジャニーズのタレントを使ったからヒットしたという商品があるなら教えてほしいです。なぜ、証明されていないことを、みんな当たり前のように言うのか不思議です。
日本全国で商品を展開しているメーカーからすれば、タレント目的で商品を買ってくれる方の数は一握りです。私は、タレントに頼らなくても商品は売れるということを社員に徹底して教育しましたし、それで成功してきました。
ジャニーズ事務所に関するコンプライアンス上の問題について、特に社内で共有はしていませんでしたが、ジャニーズを起用したいという声が上がることはありませんでした。
ネスレでは、お金を使ったぶんのリターンが必ず求められます。10億円使ったら、売り上げではなく、利益が10億円以上増えないとだめ。外資系は利益に対して非常に厳しいけれど、多くの日本企業では、株主を含め誰もそんなこと言いませんよね。
ただ人気のあるタレントを使って、赤字でもいいからお金をかけて、でも競合他社も同じようなタレントを起用しているから差別化できない。完全に思考停止です。
――高岡さんの社長退任後、「ネスカフェゴールドブレンド」のCMに「TOKIO」が起用されましが、どう感じましたか。
特に何も思いませんでした。もちろん後任は推薦しましたけど、辞めたら一切会社には口を出さないという契約です。ただ、今回私がこういう発言をしたが故に、今の社長にはかわいそうなことをしてしまったかな……という思いはあります。
――もし高岡さんが、今現在ジャニーズタレントを起用している会社の社長だとしたら、どのような対応をとりますか。
私なら契約は解除しません。なぜなら、契約金がもったいないし、契約を続けても売り上げは落ちないと思っているからです。今、市場調査したら、ほとんどの人は、ジャニーズのタレントが広告に出ている商品は買わないって言うでしょう。でも、それはうそです。
買うとは言いづらいから、買わないって答える人が多いだけで、回答結果と実際の購入行動が一致するとは限らない。それを理解したうえで判断するのがマーケティングのプロであり、企業としての正しい姿勢だと思います。
――性犯罪という人権侵害が明らかになった以上、ジャニーズ事務所の改革に向け、取引先の企業もアクションを起こすべきだという指摘もあります。
みなさん、ジャニーズの企業体質を変えろって言いますけど、加害者本人がいない今、何をどう変えるべきだと思っているのでしょうか。社名を変えれば、体質は変わるんですか? トンチンカンすぎて、グローバルでは笑われますよ。
隠蔽(いんぺい)体質を責めるつもりなら、取引企業やメディアも、性加害の実態を知らないふりして、あるいは知ろうとしないで、一生懸命ジャニーズにお金を投じてきたわけなんだから同罪でしょう? それをなぜ、ジャニーズだけの責任にして、誠意を見せろ、反省しろって徹底的に攻撃するのか。
メディアの影響も大きいと思いますが、正直、私はその世論のほうが許せないです。ジャニーズ事務所についてどうこう議論する前に、まずは自分たちの会社のガバナンスを反省して、見直すことから始めるべきだと思います。
(聞き手・構成/AERA dot.編集部・大谷百合絵)
●高岡浩三(たかおか・こうぞう)/1960年、大阪府生まれ。1983年にネスレ日本に入社し、「キットカット受験応援キャンペーン」や「ネスカフェアンバサダー」などのヒット企画を手掛けた。2010~20年に同社の代表取締役社長兼CEOに就任。現在は、ケイアンドカンパニーの代表取締役を務め、ビジネスプロデューサーとして活動している。
皆様のご健康をお祈りいたします。
そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
