”堀江貴文(ホリエモン)の正論”  保身と嫉妬のばかばかしい記事が増えている | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
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  保身と嫉妬のばかばかしい記事が増えている

 

 中田敦彦の発言に、一斉に反論が出てきた話題です。中田を「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつ」とせいやが評した点について、賛同する意見が多く出ている点を考えています。それを前回の記事で、ホリエモンの指摘をヒントにして、ある側面から分析しました。そこには保身の狭い考えと、嫉妬が混ざっているということです。

 もちろん予想したとおり、さらに、せいやを評価する声がたくさん出てきました。

 せいやは、男気があるということで、人気急上昇だそうです。関係ないエピソードをかき集めて、せいやは人格者だというような記事が出回っています。

 「うんこみたいなやつ」という中傷の言葉が、男気のある言葉だと考えるのが、世間なのです。少し品のないように見えますが、「うんこ」がそんなに名言なのでしょうか。中田がうんこであるという話が、みんな感動するのでしょうか?

 これは、ただのレベルの低い中傷的表現ではないですか?

 もちろん世間にいる、一つのことしかできなくて、それを保身の論理にしたい人にとっては、これは都合の良い言葉であったようです。いろいろなことにチャレンジしている人はダメなのであり、男気がないのであり、うんこなのであるという結論です。とても気持ちが良かったのでしょう。挑戦をしない自分はうんこではないと、みんなに認めてもらったからです。

 いつもまっすぐでなければならず、変化球を投げることは禁止であり、変化球を投げる相手はうんこだと中傷すれば、それでいいのです。簡単です。そうすると男気があると言われて、評価が高まるのです。彼らにとっては、例えば大谷翔平投手などは、ホームランバッターでもあるので、完全にだめな人の系列に入ります。男気はないということです。

 こういうばかばかしい記事を載せている雑誌に、とにかく唖然とします。なんとレベルの低い議論でしょう。

 きっとこの雑誌は、チャレンジすることを禁じられた、男気にあふれた記者たちの、まっすぐな素晴らしい雑誌なのでしょう。一切の多様性を認めず、まっすぐな記事しかないのでしょう。実に視野の狭い人格者たちの雑誌なのでしょう。たいしたものです。

 そのすばらしいまっすぐな、ばかばかしい記事を下に引用します。なお、ここで繰り返し確認しておきますが、私は特に中田を支持しているわけではなく、せいやを支持しているわけでもなく、議論のやり取りを眺めて、ただそのレベルの低さに驚いているという指摘をしているだけです。そこに現代の貧しい世相がよくあらわれています。

 

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オリラジ中田にブチギレ「霜降り・せいや」 男気見せた発言で好感度アップ中〈dot.〉

6/8(木) 11:30配信 AERA dot.

 

 5月29日配信の自身のYouTubeチャンネルで、ダウンタウンの松本人志を批判したオリエンタルラジオの中田敦彦。その中田への怒りをあらわにして話題となったのが、霜降り明星のせいや(30)だ。中田は松本に対して「審査員をやりすぎなのではないか?」などの持論を展開するなか、「これ見てる粗品くん、どう思う?」と相方の粗品の名前を出した。これに対して、せいやは「真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田」とツイッターに投稿したのだ。

 かなり強い言葉で感情をあらわにしているが、SNSでは「ここぞってときは言うべきことを言える人なんだね」「せいやがカッコいいとか初めて思った」など、称賛の声も集まっていた。これまでは、「R-1」での優勝経験もあり、個人のYouTubeチャンネルの登録者数が150万人の粗品のほうが目立っている印象だったが、今回の一件で男気を見せたせいやも今後、存在感を増していきそうだ。

「実は、せいやさんは人柄のよさを感じさせるエピソードが多い。例えば、2019年には名前も明かさずにタレントの壇蜜さんと一緒に人命救助をしたことが報じられました。週刊誌の取材でその経緯を本人が語っているのですが、高齢の男性が酔っ払ってブロック塀に頭をぶつけて流血していたところを救助したそうです。せいやさんが『おっちゃん、大丈夫か?』と声をかけると、向こうから女性2人組が現れ、そのひとりが壇蜜さんだった。壇蜜さんに声をかけようかとも思ったそうですが、ケガ人が目の前にいるので我慢し、男性を飲食店の中に運び入れて着替えさせ、壇蜜さんが救急車を呼んでくれたとか。飲食店主である男性の息子は取材に対し、2人は名前を言うこともなく去っていったと話しています。困っている人を無視せずに、まず何か行動を起こそうとするところからも、男気がうかがえます」(テレビ雑誌編集者)

 せいやと言えば、20年にはオンライン飲み会で女性に対し下半身を露出したと「文春オンライン」が報じ、騒動になった。プライバシーの侵害だとして吉本興業は提訴し、せいや側が勝訴したが、このとき出廷したせいやは「僕としては『文春さんvs僕とA子さん』の構図やと思ってました」(「FRIDAY デジタル」22年4月19日配信)と証言。暴露したはずの女性をかばう姿勢を見せたこともある。

 

   

 

    皆様のご健康をお祈りいたします。

   そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。

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