教会での葬儀 | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

 

  教会での葬儀

 

 読者の皆様に、寒中お見舞い申し上げます。

 この記事は新年を迎えられた読者の皆様に、ご負担をおかけするといけないので、今まで掲載しておりませんでした。

 実は、12月29日に義母が亡くなり、1月4日午前11時より葬儀を行いました。晴天に恵まれ、まことにありがたく思いました。

 この記事で論じるポイントは二つあります。葬儀の悲しみについては語りません。

 第一の点は、こういう話が年末だといったいどうなるのかということです。これは今まで考えたこともなかったので、ご参考までに、一例として、その点を皆様にお伝えしておいてもいいかと思います。

 第二の点は、カトリック教会の葬儀というものをご存じない方もおいでになるので、雰囲気をお伝えしたいと思います。コロナ禍なので、式も少し特別な進行具合になっています。場所は東京23区内にある教会です。

 さて、日本では、葬儀は「友引」(同類のものを連れてくる)の日を嫌うもので、多くの関係施設などが休みとなります。また年末年始はいうまでもなく休みのところが多く、火葬場が開くのも1月4日以降ということになります。葬儀が1月4日になったのは、そのような事情からです。4日は水曜日でした。友引ではなく、赤口でした。「赤口」は、お祝い事には向きませんが、お葬式などの弔事は問題はありません。また11時から13時の間は吉だとされています。

 喪中欠礼となりますが、すでに12月下旬に年賀状を郵便局に投函しておりましたので、これは仕方ないとするしかありません。年賀状のお返事を出すときは、寒中お見舞いのハガキを1月7日に発送しました。寒中お見舞いは松の内が終わればしてよいことになっています。7日は土曜日、9日は月曜日ですが祝日なので、配達は10日以降になります。

 現在、周辺のカトリック教会では、コロナ禍のため、お通夜は行わず、聖堂も座席を一列ずつ封鎖しています。また本来起立するべきところも、省略することが多いです。体温計測や、手指の消毒なども行われています。

 式が行われる前に、聖堂の様子を記録として写真に収めましたので、雰囲気が伝わるかと思います。

 聖体拝領は信者だけというアナウンスがありますが、出席者の人数にもよるでしょう。あらかじめ司祭様にお願いしておけば、信者でなくとも祝福を受けられます。私はミサには慣れていますが、洗礼を受けていませんので、いつも祝福だけいただいています。

 聖堂は石造りでとても冷えるので、足がとても寒かったです。カイロを靴下の周りに貼っておいたのですが、冷え性なのでつらいです。皆さまもお気を付けください。

 葬儀の後、火葬場へ向かいました。火葬場は人が多く、とてもごった返していました。年末から新年にかけて亡くなられた方が多いようです。コロナ禍で、確実に死者が増加しています。大工場の自動ベルトコンベアーでどんどん骨が生産されているという感じでした。東京では、骨をすべて骨壺に入れますが、地方では半分ぐらい入れて後は捨てるところもあります。

 教会の関係者の皆様には、お寒い中、また新年早々に、多大なるお手数をおかけし、心づくしの式をしていただき、深く感謝申し上げます。遠方より足をお運びくださった参列者の皆様にも、心より感謝いたします。

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

 

  

 

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