今日の授業 「走れメロス」
太宰治「走れメロス」について考えています。
妹に関する記述は、ほとんどが太宰が書き足したものです。
妹について、どうもメロスは嘘をついているようです。
結婚式のことなど何も決まっていないのに、結婚式は間近だと言ったり、妹に、嘘をついてはいけないと言ったり、何か変です。秘密を持ってはいけないといいますが、秘密を隠しているのはメロスの方です。
ぶらぶら歌を歌いながら歩いたのに、急ぎに急いできたとか、ずいぶん嘘が多いですね。
妹たちに家も羊もあげてしまったのですが、メロスはこれからどこに住むのでしょうか。
母親のような妹のような少女だったタケの教え、「うそをついたらだめ」という声がいつも太宰の中に響いていましたが、メロスはそれを繰り返して口にしていますね。
撮影の時だけマスクをとっています。
皆様のご健康をお祈りいたします。
そして皆様に、すばらしい幸運や喜びがやってきますように。
いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。


