イヌの偉大さ | 日置研究室 HIOKI’S OFFICE

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作家の日置俊次(ひおきしゅんじ)が、小説や短歌について語ります。
粒あんが好きですが、こしあんも好きです。

   イヌの偉大さ

 

 

 愛犬ルメを朝も夜も散歩させます。

 インスタグラム「rume.cutie」を見ていただければ幸いです。

 道路を時々溝が横切っています。溝の上に網のような蓋がしているので、落ちることはありませんが、女性のハイヒールははまってしまうことがあるでしょう。

 暗い中を歩いていて、ルメはこういう溝の蓋の上を歩けずに、止まってしまいます。

 リードを引っ張ると、なんとか飛び越えますが、とても恐る恐るです。

 しかしがんばって飛び越えます。

 犬は地面のわずかな気流の乱れを感じて、そこに穴や危険があると察知します。

 網の下に溝があって、空気が下から流れてくるので、ルメは止まるのですね。

 南極探検隊は昔から必ず犬橇を使ってきました。

 南極の雪や氷には大きな穴や割れ目がありますが、表面にはなにもないのでふつうでは危険は見えません。雪の下で大きな崖になっていることもあり、そこを進んでいったら全員死んでしまいます。雪上車では、そのまま落下して大破するでしょう。

 しかし犬は氷の割れ目や雪の穴を察知して止まります。

 マイナス30度でも故障したりせず、元気に走り続けます。

 犬は偉大ですね。

 人間をだまそうとせず、一生懸命尽くして、正直です。

 詐欺師の人間よりもうんと信用できます。

 

   

   ルメとサギです。