トヨタのハイブリッド車の流れは業界の変化の現れ NYタイムズが指摘‼・・・ | 不死鳥のように蘇る日本、未来に向けて自虐からの脱出

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トヨタといえばEVシフトへの遅れを指摘されていたが、ハイブリッド車に注力するという決断が効を奏していると、米紙『ニューヨーク・タイムズ』が報じている。

 

  米フロリダ州のトヨタ販売店に展示されている

      RAV4のハイブリット車


 ➤ EVに全力を上げなかったトヨタ:
今日のようなハイテク、ハイリスクな自動車業界では、運勢はすぐに変わってしまうものであり、トヨタ自動車ほどその好例はない。


少し前まで、トヨタは電気自動車の分野で!〜、

     危険なほど遅れをとっているように見えた!・・・

電気自動車のパイオニアであるテスラは急成長を遂げ、世界で最も価値のある自動車メーカーとなった。

 テスラの成功を見て、ゼネラル・モーターズやフォード・モーターといった他社は、多くの消費者がバッテリー駆動の自動車やトラックに乗り換える準備が整っていると判断し、遅れを取り戻すために数百億ドルを投資し始めた。

然し、トヨタはもっと慎重だった‼
、… あるいは無気力だった、と批判する向きもある。トヨタは、これまで米国でわずか2車種の完全な電気自動車を発売しただけで、ガソリンと電気のハイブリッド車やプラグインハイブリッド車といった、トヨタが得意とするハイブリッド車の人気は今後も変わらず、気候変動への対応には当面は充分だと踏んでいたのだ。

 

ここ数年の電気自動車に対する熱狂を!〜、

   トヨタは理解できていないように見えた!・・・

 

    

     トヨタ販売店のアール・スチュワート

    
テスラの成功は明らかだったので、最初にトヨタの戦略を

聞いたときはショックでしたと、テスラのモデルSも所有する

フロリダ州レイクパークのトヨタ販売店の
            アール・スチュワートは語る。

 

しかし過去6ヵ月間、電気自動車の売れ行きは鈍化し、燃料費や排出ガスを削減したい米国の自動車購入者はハイブリッド車に流れた。現在、トヨタの販売は好調で、巨額の利益を計上している。

トヨタが私の考えが間違っていることを証明したのはこれが初めてではないし、これが最後でもないだろうとスチュワートは言う。

トヨタの突然の強さは、自動車産業がいかに大きく変化しているかを物語っている。電気自動車、高度なマイクロチップ、ソフトウェアなどの開発技術により、かつては地道で動きの鈍かった自動車産業が、動きの速い優れたメーカーでさえ軌道から外れる可能性のあるダイナミックな産業へと変貌しつつある。

 

参考記事:

EVか、それともハイブリッドか─過熱する「テスラ対トヨタ」の熱き戦】:

 

➤ 業界の常識を覆してきた:

日本企業のトヨタは世界最大の自動車メーカーであり!〜、

2023年にはテスラの6倍以上となる1,100万台以上を販売した!・・・

 

トヨタは半世紀以上かけてゆっくりと業界のランクを上げ、まず小型車を米国に輸出し、次に南部と中西部に工場を建設し、高級車ブランドを加え、フルサイズのピックアップトラックなど、ミシガン州に本拠を置くライバル企業が支配するセグメントに進出した。

その過程で、トヨタは何度か業界の常識を覆してきた。

1989年の高級車ブランド〘レクサス〙の導入は!〜、

 販売台数でBMWやメルセデス・ベンツを凌駕するまでは

     危険な賭けのように思われた!・・・

そして今から21年前、トヨタは小型ガソリンエンジンとバッテリーで動く電気モーターを搭載した小型車プリウスを発表した。

この組み合わせにより、プリウスは1ガロンのガソリンで50マイル以上走行することができ、プラグインハイブリッド・モデルはガソリンを使わずに短距離の走行ができる。

 他の自動車メーカーはプリウスを珍品と見なしたが、プリウスはヒットし、まもなくGMやフォードなどが独自のハイブリッド車を開発することになった。

テスラの最高経営責任者であるイーロン・マスクは!〜、

 ボンネット内に2つの推進システムを搭載するのは意味が

    ないとハイブリッド車を軽蔑している!・・・

だが、消費者は気にしていないようだ。

 トヨタは20車種以上のハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を提供しており、販売台数の3割近くをハイブリッド車が占めている。昨年、米国市場でトヨタは220万台を販売したが、これはGMを除くすべての自動車メーカーよりも多い。

1月と2月、トヨタの米国販売台数は20%増加したが、それはハイブリッド車とプラグインモデルの販売台数が83%増加したことによる。

 

     

     北米トヨタのジャック・ホリス副社長


我々は、EVが二酸化炭素排出に対する良い解決策ではないと言っているのではありません!。唯一の解決策ではないだけで、多くのお客さまはハイブリッド、プラグイン、EVといった選択肢を求めているのです〙、…

 トヨタの北米部門のジャック・ホリス副社長は語る。


この戦略は成果を上げている。昨年4月からの9ヵ月間で、トヨタは270億ドルの利益を上げ、前年同期の約2倍になった。それに比べ、テスラの2023年の利益は150億ドルで、2022年を約19%上回っただけである。

投資家も気づいている。株式市場では現在、テスラの時価総額は2021年11月のピーク時の半分以下(1兆2,000億ドル)と評価されているが、主な理由は販売台数が伸び悩み、1台あたりの利益が減少しているためだ。同じ期間に、トヨタの評価額はおよそ3分の1上昇し、約4000億ドルになった。

 

     

        マイク・ラムゼイ

調査会社ガートナーのアナリスト、マイク・ラムゼイは、トヨタのハイブリッド戦略は強力で長期的な論理に基づいているものの、テクノロジーや市場の変化により、将来の業績や地位が損なわれる可能性があると指摘する。

トヨタの技術に対する考え方は、時流によって鈍感と天才の間を揺れ動いているようだ。
〘それでも、トヨタはどこよりも多くの車やトラックを売っています〙。

 

関連記事:

 

英紙が問う「トヨタは本当に“全固体電池”を量産し、EVで逆転できるのか」】:

 

 

➤ トヨタに追随するライバルメーカー:

トヨタが苦戦している大きな市場のひとつが、世界最大の自動車市場である支那だ。支那の自動車購入者の多くが電気自動車を選択しており、BYDのような国内自動車メーカーがトヨタやフォルクスワーゲン、その他の海外メーカーからシェアを獲得している。

トヨタは他にも問題がある。小型車を製造するダイハツの子会社が、安全テストで不正を行っていたことが明らかになり、12月に日本での生産を一時停止したのだ。

しかし今のところ、トヨタの慎重な歩みは全体としてはうまくいっているようで、他の大手自動車メーカーもトヨタの路線に近づいている。


メルセデス・ベンツは、2030年までに内燃機関モデルを廃止することを望んでいたが、先月、その目標を少なくとも5年延期したと発表した。フォードは電気自動車の生産目標を引き下げ、電気自動車用のバッテリーを生産する工場の建設を遅らせている。


電気自動車に注力するため米国でのハイブリッド車の販売を中止していたGMは、バッテリー駆動の数モデルの導入を延期した。また、販売店の強い要望であったハイブリッド車とプラグインハイブリッド車の再導入も計画している。

 

     

      メアリー・T・バーラ(GM会長)

 

戦略的なセグメントにおいてプラグイン・テクノロジーを導入することで、国が充電インフラ整備を進めるなか、電気自動車の環境面での利点の一部を提供することができると、GMのメアリー・T・バーラ最高経営責任者(CEO)は2月に説明している。

電気自動車は、政府の優遇策を考慮しても!〜、

 一般的に内燃機関車やハイブリッド車よりも高価が故に、

 多くの自動車購入者の支持を得る事ができなかった!・・・

充電の難しさ、航続距離や寒冷地での性能に関する心配も、一部の人々を躊躇させる要因となっている。

ハイブリッド車には、そのような問題はほとんどない。

ハイブリッド車のなかには、同種のガソリン車より数百ドル高いだけのものもある。加えて、通常のハイブリッド車は充電プラグを差し込む必要がない。

プラグインハイブリッド・モデルは、電気だけで40マイル以上走行できるものもあり、長距離移動のためにガソリンエンジンも搭載されているが、バッテリーは電気自動車よりもはるかに小さく、比較的短時間で充電することができる。しかし、こうした自動車は市場のごく一部で、ガソリンだけで長距離を走行する場合、経済的にも環境的にもメリットが少ない。

 

 関連記事:
米国で最も環境にやさしい車は〘トヨタ・プリウス・プライム〙だった?】:

 

 

トヨタはハイブリッド車の生産と販売を!〜、

      大幅に増やす計画を立てている!・・・

まもなくタコマ・ピックアップのハイブリッド・バージョンが展開される予定だ。今春に予定されているカムリのモデルチェンジでは、…ハイブリッド車のみが対象となる。

トヨタの幹部であるホリスは、同社はさまざまな電気自動車も販売する予定だと言う。2026年までに約30車種が登場し、米国での電気自動車販売台数が年間約150万台に増加することを期待している。 
 昨年の販売台数は約15,000台だった。

フロリダ州では、南フロリダにあるスチュワートの販売店に到着するトヨタの新車は、ほとんど展示されずに販売されていく。 
パンデミック以前は500台の在庫を管理していたスチュワートだが、3月の初めには150台ほどしか在庫がなかった。

それでも、車を注文してから何ヵ月も待たされることに慣れた顧客は、気にしていない。昨年のある時期には、彼は1,300台も発注し、そのすべてに顧客がついた。


私は1975年からトヨタを販売していますが、ビジネスはかつてないほど好調です。みんなうちから買いたくて列を作っていますよ〙、…

 

参考文献:

【米紙が指摘 トヨタのハイブリッド車の

         突然の成功は業界の抜本的変化の現れだ】:

https://courrier.jp/news/archives/358539/?utm_source=ranking+item+free+announce&utm_medium=email&utm_content=post-358539&utm_campaign=2024-03-20-12986&courrier_mail_session_id=12986