新しいジムに通い出した。
団地をクロスバイクに乗って15分程走る。ジムに着いて着替えてから、ランニングマシンで30分3.5km走り、軽く筋トレしてから、更衣室で水着に着替えて、プールに入る。
そうっ!このジムに入ってから、初めてプールで泳ぐことにした。
理由は、以前のジムに比べて会費が高くなり、ジムに通うコスパを考えた時に、どうしたらコスパがいいジムライフを送れるかを考えた結果、スタジオレッスンはちょっと恥ずかしいので、次のコスパを考えた時、プールだと思った。
プールは大きなジムにしか無い。理由は大きい建物が必要で、維持管理にコストがかかるからだ。
そんな訳で、自分にとっては、一番コスパいいのは、プールだと思った。
しかし、ちゃんと泳ぐのは、小学生の低学年の時にスイミング•クラブで泳いで以来だ。
確かあの時には、バタフライ以外全て泳げた記憶があったのだが、52歳の今、何一つ泳げない。
どうやら、あの時覚えた身体感覚もこれだけ時間が空いてしまい、身体付きがこんなに変わってしまうと、身体が覚えていないようだ。
そんな訳で、現在、25mプールでクロールの息継ぎの練習をしている。
そして思った。
クロールがもし、ちょっとでも泳げるようになったら、これはもはや、プチ•トライアスロンなんじゃないかと。
自転車乗って、走って、泳ぐ。
通常のトライアスロンは、泳ぎ1.5km、自転車40km、走り10kmなので、順序は逆だし、距離感は全く違うのだが、やってることは同じ。
そんな訳で、トライアスロンに挑戦する気は一切無いのだが、気分的にはトライアスロンに挑戦するアスリートになった気分だ。
そんな訳で、似非アスリートの気分で、お風呂に入った後、更にジムから自転車に乗って団地に帰る。
そして•••飲みに行く??
おい!!飲みに行かない為にジムを変えたんじゃないのか?
っと、自分自身に問いかける!
そうすると、心のブラックな自分がこう言う「逆だろっ!より、美味しくビールを飲む為にジムを変えたんだろっ!」
えっ?
プチ•トライアスロンまでして自分を追い込んだ先に無意識の内にビールを求めている自分がいた。
そして、思う。
あー!ビールが飲みたい🍺
そう思った瞬間、全ての思考は、ビールに向かって走り出す。
走り出した思いは止められない。
結果、バスと電車を乗り継いで、やっぱり、大宮 鳥メロで飲んでしまった。
飲んだ後、大宮の駅前で台風一過の夜空を見上げたら、満月がぽか〜んと浮かんでいた。
プチ•トライアスロンの後、走り出した思いはビールに向かい、ビールの黄金色は、いつしか満月の黄金色に変わっていた。