宿直で朝5:30に起床して、隣にある窓のロールカーテンを開けたら、雨が降っていた。

雨が降ると排水棟の防壁扉の排水口を開いてやらないと、水が溢れてしまうので、急いで着替えて、4箇所ある排水口を開けに外に出た。

なんか久しぶりの雨のような気がする。

体感的には去年の夏位から、まともな雨が降って無いような気がしている。

現代は治水技術が進歩して、ダムや貯水設備があるから、渇水でも大した問題にはなってないが、江戸時代なら、間違いなく大飢饉で大勢の人々が亡くなってしまう程のレベルだと思う。その時代なら、きっと「令和の大飢饉」なんて命名されていただろう。

それくらいに、久しく雨らしい雨が降っていない。

そして、この温かさだ。2月中旬の朝方の気温が10℃。防寒着を着なくても大丈夫なほどに温かい。

冬にこの温かさを感じると、今年の夏が怖い。

去年の夏は異常な高温だったが、この分だと、去年以上の暑さが予想される。

8:30に交替の人と替わり、自転車で帰宅する。

合羽も傘も持って無かったので、びしょ濡れで、自転車で帰る。

寒く無かったのが、幸いだった。

身体中がびしょびしょになったのだが、久しぶりの雨は、干からびた大地に水が染み込むような、そんな爽快感すら感じられる雨だった。

部屋に戻って、着替えてから、朝飯を食べてる間に風呂を沸かして、朝風呂に入ってから、仮眠した。

そして、いつものように、起きたら夕方だった。

この建物は築52年の古い公団なのだが、高台で立地が良いからか、5階の自分の部屋から朝日も夕陽も両方眺められる。


デーノタメ遺跡群がある東側の森から昇る、一昨日の朝日。


そして、西に沈む今日の夕日。

夜勤の無い日は、朝起きて、朝日を眺め、朝飯を食べ、仕事をして、帰って、夕陽を見て、夕飯を食べて、風呂入って、寝る。

歳を重ねたからなのか、この繰り返しが送れる日々が愛おしい。

昔なら渇水や猛暑で大飢饉となり、終わってしまう命も、2024年の現代では、問題無く生きていけると言う奇跡。

そして、夜勤明けで、仮眠した後に飲みに行けると言う幸せ。

今日は、最寄り駅にある、居酒屋 目利きの銀次で飲む事にする。


アンコウ鍋。

そんな訳で、やっぱり今日も乾杯🍻

そして、今日は月を眺めながら、千鳥足で家路に着く。