今日は、夜勤明けからの13時まで、朝飯なしのノンストップ勤務と言う、過酷な長時間勤務となっている。

なんでこんな事になってしまったかと言えば、単純にシフトに入っていた人が、突然、辞めてしまったからだ。

そして、辞めた理由も単純、給料が安過ぎたからだ。

家族持ちのその人は、勤続20年のベテラン社員だったが、給料が安過ぎた為、子供が生まれたのを機に、この給料では耐えきれなくなったのだろう。

誰にも一切予告なく、突然、残りの有給休暇を全て消化して、退職してしまった。

そんな訳で、シフトに急に穴が空いたので、皆んなで穴埋めしなくてはならなくなった。

やるせなす。しようがない。

いつもは夜勤明けで、朝ミーティング後に直ぐ帰れたのだが、今日はそこから通常の日勤と同じ点検作業をしなくてはならない。あまり寝れてない上に朝飯も食べてないので、意識が朦朧としている。

点検作業が終わらないと帰れないので、とにかく、大急ぎで巡回した。33℃位の気温の中、汗ダラダラで点検を終えてから、顔を洗おうとトイレに入った。

すると、なんか小便器から、甘〜い作りたてのカステラみたいな匂いが漂ってくる。

前からたまに香っていたのだが、芳香剤もないのに何故なんだろうと思っていたが、もしかしたら、このトイレを利用している従業員の中に重度の糖尿病の人がいるんじゃないかと、ふっと思った。

昔、『マッド•ブル』と言う漫画を読んでいた時、主人公のマッド•ブルを暗殺しに来た殺し屋が、暗殺予告として、付近に小便をしてマーキングするのだが、その暗殺者は重度の糖尿病で、小便跡から甘〜い匂いが漂っていたのを主人公が気付き、暗殺を逃れたと言う内容を思い出した。

さすがに、暗殺者って訳ではないが、この甘〜い匂いは、きっと重度の糖尿病なんだと思った。

そして、疲れて意識が朦朧とし、腹が減っている自分は、なんとなくその匂いに誘われ、その小便器で甘〜いカステラの匂いを嗅ぎながら、小便を済ました。

他人の小便の匂いが、カステラ臭なんて、なんか不思議だったが、『マッド•ブル』のあの描写は本当だったんだと、長年のモヤモヤがちょっと晴れた気がした。

疲れた頭と身体に、カステラ臭。

う〜ん!なんか今日もきっとビール🍺が美味い気がする。

そんな訳で、13時過ぎに仕事をあがり、やっぱり今日も大宮の鳥メロへ向かう。

夜勤明けからの日勤で疲れ果てた後、朝飯、昼飯抜いてのビールは、この暑さも相まって、1杯目からとにかく、頭と身体に染み渡る。


とり飯ととり刺身


効き過ぎて、ビールジョッキを握り締めながら、しばらく昇天してしまった。

気付いたら、30分位が経過していた。

あー!と後悔しながら、ビール飲み放題挽回しようと、飲みまくる。

結果、ベロベロでラーメン武蔵家でラーメン食べる。

武蔵家ラーメン