昨日の夜勤で警報が出た。
夜中にベッドで仮眠してたら、突然、警報音が鳴った。
モニターを確認した所、熱源室の冷凍機の圧縮器が1台止まったようだ。
圧縮器が止まると、循環してる水が冷えず、冷たい空気を作れなくなり、ワクチンを冷やせなくなる。
ある一定温度を保ってないと、ワクチンは、死んでしまう。
文字通り、ヒヨコやウサギの命を使って作られたワクチンが、死んで使えなくなってしまう。
やばい!!
眠気も一瞬で覚め、急いで作業着を着て、ヘルメットを被ってから、現場へ駆けつける。
真っ暗な熱源室の冷凍機の1台に警報ランプが点灯して、停止していた。
幸い、後2台ある冷凍機は問題なく稼働してる。
そこまで確認して、報告書を作成する為の写真を撮ってから、急いで管理室に戻った。
モニターを確認すると、冷水温度は1台停止して、若干高くなったものの、まだマイナスを保っていた。
この状況をメールで報告したら、こんな夜中なのに、担当者から連絡が掛かってきて、冷水がマイナスを保っていれば大丈夫なので、そのままでいいとの話だった。
ほっと一安心したが、報告書を作成しなくちゃならないので、夜中に作成し始めた。
おかげで、ほとんど寝れなかった。
勤務が終わった•••。
トラブル後の夜勤明けは、なんか異常に疲れると同時に、凄いお腹が空く。
近くのすき家で朝食セットご飯大盛を食べた後、いつものスーパー銭湯に入ってから、仮眠室で寝つぶれた。
起きたら、16:00だった。🌆
1時間スーパー銭湯で、漫画読んで、時間を潰してから、いつもの地元の居酒屋へ行った。何故なら、17時オープンだからだ。
いつもの2階の窓側の1人カウンター席に座って、3時間飲み放題開始!!乾杯〜🍻
空の移り変わりを眺めながら、ひたすらビールを飲み続ける。
景色の移り変わりを、一服の絵画として眺めたら、どうだろうか。
どんな、歴代の素晴らしい絵描きより、こちらの方がよっぽど美しい。
こんな景色を眺めながら、3時間1人でビールを飲み続けてたら、ふっと思った。
「風が吹けば、桶屋が儲かる。」
こんな諺(ことわざ)があるが、
意味としては、何か事が起こると、巡り巡って思いもかけない所に影響が出ると言う意味だが、これを仕事に当てはめると、
自分がワクチンを維持する為に夜中に冷凍機の故障の対応をしたことは、有精卵から変換されたワクチンと言う、ヒヨコの命を守り、そのワクチンは、人に接種され、人々の健康を守り、引いては、人々が健康で働ける社会が、みんなに享受される。
誰かが儲かると言う訳じゃないが、夜中に「やばい!!ワクチンが死んじゃう!!」っと思った自分のその思いが、その時の自分は理解していないが、結果的にみんなの健康を維持する、ほんのちっぽけな一助となっている。
そう思うと、どんな些細な仕事にも確実に意味はある。
意味のない仕事なんか、この世にない。
もし、そんな仕事があるとしたら、それは仕事じゃないし、やる意味はないことだ。
仕事は報恩。
武田邦彦先生は、そう言った。
自分もそう思う。
じゃ、今日も乾杯🍻