田中好子さんが乳がんで亡くなられたという報道を見て、父が生前に読んでいた「乳がんと牛乳 がん細胞はなぜ消えたのか」という本を思い出しました。

乳がんにかかったイギリスの地質学者が、4度のがん再発の末に、乳がんと前立腺がんのがん細胞を増殖させる原因は乳製品(というか、動物性の食べ物全般)であることを突き止めたという内容です。
この説を覆せる研究者が誰もおらず、この本の著者は地質学者でありながら英国王立医学協会の終身会員に選ばれたそうです。

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父も動物性食品を一切断ち、玄米菜食に切り替えたものの、進行性の前立腺がんと食道がんには効果がありませんでした。
父は手術後ほとんど食事を取れない状態だったので、玄米菜食による毒出し効果が薄かったせいもあるかもしれません。
でも、著者ががんを克服していく様子は読んでいて非常に勇気づけられますし、乳製品を断てばがんを克服できる可能性があるというだけでも患者さんには大きな希望になると思います。

私の実家では今も乳製品を使っていません。
お客様がおみやげにくださる洋菓子をありがたくいただくことはあっても、自ら進んで買うことはなくなりました。
初めは乳製品がないと物足りませんでしたが、植物性の材料で代用する料理やお菓子をいろいろ探して乳製品のない生活に慣れました。
それらのレシピはこのブログでもぼちぼち紹介していきたいと思います。
アメリカ・オハイオ州在住のコラムニスト、レジーナ・ブレットさんが書いた"Regina Brett's 45 life lessons and 5 to grow on"より、31~40。
1~10はこちら、11~20はこちら、21~30はこちら

31. However good or bad a situation is, it will change.
どんなよいことも悪いことも、変わる。

32. Your job won't take care of you when you are sick. Your friends will. Stay in touch.
病気になった時に助けてくれるのは仕事ではなく、友達。連絡を取っておこう。

33. Believe in miracles.
奇跡を信じよう。

34. God loves you because of who God is, not because of anything you did or didn't do.
神は神であるが故にあなたを愛してくれる、あなたがしたこと、しなかったことは関係ない。

35. Whatever doesn't kill you really does make you stronger.
もし死なずに助かった時、その経験は必ずあなたを強くする。

36. Growing old beats the alternative - dying young.
年を重ねることは、その反対よりずっといい…若くして死ぬよりだ。

37. Your children get only one childhood. Make it memorable.
あなたの子どもたちの子ども時代は一度きり。思い出に残るものにしてあげよう。

38. Read the Psalms. They cover every human emotion.
聖書を読もう。人間のあらゆる感情が表現されているから。

39. Get outside every day. Miracles are waiting everywhere.
毎日外に出よう。奇跡はあちこちで待っている。

40. If we all threw our problems in a pile and saw everyone else's, we'd grab ours back.
もしみんながトラブルを山のように捨てたとして、他人のと見比べたら、自分のは持ち帰ろうと思うものだ。
素顔で語る時、人はもっとも本音から遠ざかるが、仮面を与えれば真実を語り出す。
―オスカー・ワイルド


最も強い魂は受難から生まれる。最も大きな人格は切り傷に覆われている。
―ハリール・ジブラーン


羞恥心の基になるのは、個人的な失敗ではない。それを、皆に見られることだ。
―ミラン・クンデラ
アメリカ・オハイオ州在住のコラムニスト、レジーナ・ブレットさんが書いた"Regina Brett's 45 life lessons and 5 to grow on"より、21~30。
1~10はこちら、11~20はこちら

21. Burn the candles, use the nice sheets, wear the fancy lingerie. Don't save it for a special occasion. Today is special.
ろうそくに火を灯し、シーツを新しくし、素敵な下着をつける。特別な日のために取っておく必要はない。今日こそが特別なのだから。

22. Overprepare, then go with the flow.
準備をぬかりなく、あとは流れにまかせよう。

23. Be eccentric now. Don't wait for old age to wear purple.
今、変人になろう。年を取るのを待ってから紫を着なくてもよい。

24. The most important sex organ is the brain.
セックスで最も重要な器官は、脳である。

25. No one is in charge of your happiness except you.
あなたが幸せになるための責任は、あなた以外にはない。

26. Frame every so-called disaster with these words: "In five years, will this matter?"
どんな災いも、次の言葉で閉じ込めてしまおう。
「5年経っても、これはそんなに大事なことなのか?」

27. Always choose life.
いつでも生(せい)を選ぼう。

28. Forgive everyone everything.
誰でも、何でも許そう。

29. What other people think of you is none of your business.
他人が自分をどう思おうと、知ったことではない。

30. Time heals almost everything. Give time time.
時はどんなことでも癒す。時間を与えよ。
霧島連山の新燃岳の噴火、日を増すごとに激しくなっていますね。

1990年に雲仙普賢岳が噴火した時、父は仕事で島原市内に単身赴任していました。
火山が噴火すると衝撃波のようなものが出て、空気が振動します。
NHKの動画ニュースでも、新燃岳の噴火で衝撃波がかなりの速度で山肌を下る様子が見られます。

http://www.nhk.or.jp/news/html/20110201/t10013772561000.html

この空気振動で建物が揺れたり、ガラスが割れたりします。
父が島原で住んでいた家では、空気振動でガラスが割れないようガムテープを対角線の上に(=バツ印に)貼っていました。ガラスの表と裏、両面から。
ガムテを貼り忘れた小窓のガラスは2枚とも割れてしまい、衝撃波が窓の外から来るせいか、割れたガラス片が全部室内に落ちました…。

布テープならガラスについた接着剤の掃除が比較的簡単なので、紙テより布テがお勧めです。
被災地の皆様、無事を心よりお祈りします!
生きていれば、今日から明日になり、明日があさってになる。

誰でも、明日へ運ばれていきます。

「そんなのは嫌だ」と抵抗しようが、私たちは運ばれているんです。

これこそが「運」です。

要するに誰にでも運があるということ。

運勢という字は運を運ぶ勢いと書いて運勢。

つまり「運勢がいい」とは「運ぶ勢いがいい」ということなんです。

何事も勢いをつけて早くやればいいんです。
日本人のがん罹患率と、食生活の西洋化は比例していると言われていますが、どうやらがん細胞は「ごちそう」(=ミネラル不足・カロリー過多な食べ物)が好きらしいということを、父の味覚の変化から学びました。

父はがんになる前、甘いものはまったくといっていいほど食べない人間だったのに、がんになった後はチョコパイやケーキ、アイスクリームといった甘くて脂肪分の多いお菓子を好むようになりました。
突然の味覚の変化に私たちはとまどいながらも、食道がんの手術で父の体重がかなり落ちていたため、体重回復に甘いものを取るのはよいことだ、と思っていたのですが…。

不眠解消に飲んでいた睡眠導入剤「マイスリー」の副作用で、夜中にせん妄の症状が出るようになっていた父は、夢うつつのうちに一晩で5個もアイスクリームを食べていたことがありました(これを聞いた父は落ち込んでいました…話すべきではなかったと後悔)。
アイスクリーム5個でおよそ1,500kcalですが、カロリー以上に気がかりだったのは、冷たいものの食べすぎで父の体が石のように冷えていたことでした。低体温はがんにとって心地よい環境なのです。

食べたことを覚えていないとはいえ、アイスクリームへの度を越した執着に違和感を覚えていろいろ調べたところ、がん細胞は精製したもの(白砂糖、白米、小麦)、動物性食品(肉、魚、乳製品)などを栄養にして成長するので、がん患者は食べものの好みが急に変わったりする、ということを知りました。

それを機に、父とも話し合ってお菓子類を家に置くのをやめにし、玄米菜食などの民間療法の勉強にも本腰を入れるようになりました。
また、睡眠導入剤もマイスリーから他の薬に変えてもらいました。せん妄からくる父の行動で背筋が凍る思いをしたことがあったので、それはまた別の記事で書きたいと思います。
$日の名残り

子どもが生まれたら犬を飼いなさい。

子どもが赤ちゃんの時、子どものよき守り手となるでしょう。
子どもが幼年期の時、子どものよき遊び相手となるでしょう。
子どもが少年期の時、子どものよき理解者となるでしょう。

そして子どもが青年になった時、
自らの死をもって命の尊さを教えてくれるでしょう。
1.相手の立場に立ってものを考える

2.約束をきちんと守る

3.言うことと行うことを一致させる

4.結果をこまめに連絡する

5.相手のミスを積極的にカバーする
父が前立腺がんの診断を受けた時、ドクターが「がんの顔つきが悪い」という表現をしたと、父の死後に母から聞きました。
ドクターはそれ以上の詳しい説明をしなかったとのことだったので、今さらではありますが文献などでその意味するところを調べてみると

・体組織へのがん細胞の浸潤度が高い(おできのような独立した形ではなく、組織に食い込んでいる)
・がん細胞の増殖スピードが速い(進行性、転移性のがんである)

つまり、がんの悪性度が高い、ということでした。

また「進行性のがんは最初はゆっくりと病状が進むものの、ある時を境に2倍・3倍どころか2乗・3乗という猛烈なスピードで増殖を始める」ということも、文献を読む中でわかりました。
確かに、亡くなる数ヵ月前の父の体力は、まさに2乗・3乗というペースで落ちていきました。
どちらの情報も、最初にがんが判明した時点で把握できていたなら…と、悔やまれます。

がん治療は、

・がんが進むペース
・本人の体力が落ちていくペース
・治療の効果が表れるペース
・がんになりにくい体質に改善されるペース

のせめぎ合いだと思います。
この4つのペースがパズルのようにピッタリはまると、末期であっても間に合った!というケースが多いようです。

たとえば、外科手術や放射線・抗がん剤は効果が早く表れるけれども、体力・免疫力が落ちやすい。
玄米菜食や漢方薬・サプリメントなどは体力を保てるし、免疫力も上がるけれども、効果が表れるのが遅い。
それぞれに一長一短あるので、

体力があるうちに手術や放射線で当座のがん細胞をやっつけ、その後に腰を据えて体力回復&玄米菜食などで体質改善

という方法が、(少なくとも父には)ベストだったのではないかと思っています。

体質改善の重要性については、また別の記事で。