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と 93歳になる 母親に 聞いたところ
「それは よ~分からん
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「そやけど、なんや 知らんけど 楽しかってん…」
「増田先生の
背中が ものすごい反り返ってて、すごかったし、
声が よ~う 透って よく聞こえたし
私にも 分かるように 説明してくれはたし …」 と 言うので
「その中身は 覚えているのん
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「そんなん、覚えてる わけないやろぅ
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母親は 老いぼれて 頭も ぼけていますが、
講座の 話は その時には よく分かるようです。
でも、すぐに 忘れます。
それでも 「楽しかった。」 とか
「受講して 良かった」 と
心の底から 感じるようです。
魂の叫びを 受け取っているのかも知れません。
ただひとつ、受講料金が 気がかりなようで
「年金で暮らせるか
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それで、そのつど、私は言うのです。
「あんたが 元気で 健康で 長生きしてくれたら
年金で十分に 暮らせます。 病気をしたら あきまへんで
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