こんにちは!森岡です。

いつも日の丸日記を読んでくださってありがとうございます。

 

日の丸と言えばなんとっいってもお正月ですよね!

お正月の日の丸が一年でいちばんウキウキしませんか?

たくさんの日の丸やしめ飾りを見ると嬉しくなりますよね~。

皆様の地域の今年のお正月はいかがだったでしようか。

 

 

さて嬉しい旗日。

もしも掲げた日の丸の旗に汚れがついていたら.....

とても残念ですよね。

 

 

 

お客様からよく「国旗は洗っていいの?」とのお尋ね頂きます。

 

結論から申し上げますと、洗っても大丈夫です。

 

このご質問には大きく分けて2つの意味があります。

色落ちの心配と、「水にぬらして洗うこと自体恐れ多い」というためらいです。

 

 

①色落ちの心配は製品の染めの問題。

祝日の国旗掲揚が盛んだった時代。

染色技術は今ほど発達しておらず、水に濡れると日章の赤色が流れ落ちる物がありました。

掲揚による摩擦で擦れて全体に色が薄くなるのではなく、インクが滲んで流れるような状態ですね。

昔のそういった経験から心配をしておられる方がおられます。

多くは木綿の旗で見られた色落ちですが、昨今はあまり見かけなくなりました。

 

②「水に濡らして洗うこと自体恐れ多い」は掲揚の作法と日の丸の意味からくるもの。

これは国旗の取り扱いにお詳しい方に多いご質問です。

じつは雨の日は国旗掲揚を控えるのが作法です。

だから濡らしてはいけないのでは?とお考えになられるのですね。

また日の丸の意味にも関係があります。

赤い丸は太陽をモチーフにした意匠で、そのまま太陽神「天照大神」さまと考えられます。

神様だし、太陽だし、水につけるなんて...。

国旗に敬意を払う方ほど洗うことをためらうというお悩みなのでございます。

 

 

国旗は人の心を映します。

人によって扱い方が変わるもの。

だから教科書のような正解がありません。

なによりお気持ちが大事なのです。

 

ですからお客様には2つのご説明をしておりますよ。

「安全に効果的に汚れを落とす方法」そして「洗う時の気持ち」です。

 

 

ます初めに確認頂きたいのが日の丸の日章部分の手触りです。

 

③安全に効果的に汚れを落とす方法

【日章の部分の生地が硬い】

白地の部分に比べて赤い日章の部分が硬いタイプのものは、摩擦でほんのわずかに色落ちます。

ほんのわずかですが、何度も摩擦を繰り返すと、色落ちが分かるようになります。

だから日章の部分が硬い場合、洗濯機で洗うことや、手洗いでゴシゴシ揉むのをお勧めしません。

洗濯機のソフト洗いや優しい手洗いが適しています。

 

【生地全体の手触りが同じ】

普通の衣類と同じとお考え下さい。

洗濯機に入れて洗っても大丈夫です。

 

【洗い方】

汚れがピンポイントであれば、歯ブラシに洗剤を付けて上からたたくように洗うのが一番落ちやすいです。

汚れ部分が広ければ手もみ洗いしてから洗濯ネットに入れて洗濯機で軽めの洗濯に設定いただくとベストでございます。

白地の部分の汚れなら漂白剤を使っても大丈夫。ただし生地全体が黄ばんでいる木綿の旗布に一部だけ漂白剤を使うと、そこだけ真っ白になってしまうのでご注意をくださいね。

 

【紐やハトメがある場合】

洗濯機で、旗に付属の紐も一緒に洗う場合は、必ず洗濯ネットに入れてくださいね。

ハトメの素材は合皮だったり塩ビだったり革製だったりと様々。

取り外しができませんから一緒に洗います。

ハトメの輪の部分に金属が使われている場合があります。

なので洗った後は早めに乾かすことをお勧めします。

いつまでも水に浸っている状態は避けてください。

 

以上が洗い方ですが、そもそも縫製が雑だったり旗布の織りが粗いと、洗濯で縫い目がほどけたり旗全体が型崩れしたりします。

もしも日の丸の旗を洗って満足な洗い上がりにならなかったら、しっかりしたものに買換えられることをお勧めいたします。

 

 

④洗い方は「洗う時のお気持ち」で。

国旗にはその方の想いが映し出されます。

だから「恐れ多くてどうやって洗ったらいいのか分からない」という方から、とにかく綺麗に汚れが落ちることが一番大事と考える方までいろいろ。

ですからご自身のお気持ちと向き合って違和感のない洗い方で良いのです。

最初から最後まで丁寧な手洗いをするのもいいですし、洗濯機にお任せでも大丈夫。

 

 

⑤ポイントのまとめ

・布地の特性を確認することと。

・汚れの種類によって洗剤や洗い方を決めること。

・シャツや下着などの洗濯ものと一緒に洗わないこと(そんな人いないと思いますけど、念のため(=゚ω゚)ノ )

 

 

⑥余談ですが、森岡的な干し方について。

普通の洗濯ものと同じように干してよいのですが、少し気になってしまうことがあります。

あくまでも私の主観なのですが、干されている姿が本来の役割の掲揚とかぶるのです。

ブサイクに掲揚されてるようで、日の丸の恥ずかしい姿をさらしているようで気が引けるのでございます。

なのでいつも人の目に触れないようにバスタオルやシーツの裏側に、竿にかけて干しておりますよ。

 

 

そもそも国旗の掲揚は人に見られるものであり見せるもの。

そして何より国民の誇りです。

掲揚する時には自慢したくなるような素敵な状態で掲げてくださいね。

そうすれば見ている人たちの心が清々しく洗われるはずですから。

 

 

古くなった国旗はどうぞ買い替えてください。

処分するならお近くのどんと焼きに持って行かれるのが良いですよ。

お住まいの校区やご近所の神社などで行われています。

自治会や神社さんにお問合せしてみて下さいね。

 

 

当店にはいろんな日の丸の旗が沢山!

送料の安さが自慢です。

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