「GDP600兆円」は達成できるか?(その1) | 同床異夢

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安倍総理が「GDP600兆円を目標にする」と発表された。



景気のよい数字ではあるが、果たして可能なのかどうか?

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日本の潜在生産能力は900兆円はあると言われているので、条件が整えば
そんなに難しい数字ではないかもしれない。

しかし、その潜在能力を発揮させずに阻害してきたのが、日本の政治である。
単純な政治家批判をするつもりはない、なぜならその政治家を選んでいるのは
国民だからである。

つまり、景気を悪くするのも良くするのも、国民が選ぶ政治家次第というわけだ。
それには、有権者が利口でなければならない。
朝日新聞や民放テレビのデタラメ情報に感化されてはならないのだ。

残念ながら、巷で聞く声はマスメディアが垂れ流す嘘情報を、そのまま引用する
人が多い。

そこで、もう一度有権者によく考えてもらいたいのは、
そのマスコミの情報を信じて経済はよくなってきたかどうか?である。

「これからは中国投資だ!」
「無駄なダムを減らすべきだ!」
「年度末に、何度も道路を掘り返すな!」
「公共工事は議員と業者の癒着で税金を食い物にしている」
「郵政民営化でサービスが向上する」
「電力の自由化で、電気料金が安くなりサービスが向上する」


書き出すと、まだまだあるが思いついたものを列挙した・・・

さて、数年前まで証券会社を含め、マスコミが
「中国に投資すれば儲かる。なんと言っても13億の市場がある」
などとたきつけた。多くの日本人が、それを信じて投資したり、中国に工場を移転したりした。

ここ姫路でも、中国へ行った企業もあれば中国に投資した人もいる。
5年前に、姫路で有名な銀行の頭取が
「これからは中国だ!」
と言っていたことを思い出す。

しかし、私は当時から中国で儲かっているという会社を聞いた事がなかった。
中国に進出したのはいいが、投資額を回収できず日本に引き上げようにも、
共産党の独裁政治でそれも許されず、出国許可が出ないという被害にあった人もいた。

中国人の歴史を少し勉強すれば、そのようなことは予想できるのだが
戦後教育の間違った歴史観を植え付けられているので、
想像力が働かない日本人が多い。

多くの日本人は外国人も、日本人と同じ思考をすると思っているようだ。
例えば・・・
『譲れば譲ってもらえる』とか『こちらから仕掛けなければ、仕掛けられる事はない』
と思っている。国内では通用するかもしれないが、外国はそれぞれ文化が違うので
「騙される方が悪い」という考えの国も沢山ある。
そして、日本人と同じ思考をすると考えている時点で、
実は外国人差別をしている事に気づかなければならない。
相手を尊重するというのは、100%相手に合わせるのではない。
意見を主張しあって、お互いの考えを理解していくことが相手を尊重することになる。

しかし、日本人は自分が我慢して事が進むなら我慢しようと思う。
中国人などに一度我慢すると、徹底的にそこにあぐらをかかれる。

数年前、日本企業の社員が中国共産党に人質に取られるケースもあった。
そんな国へ
「これからは中国へ投資だ!」
などと語った人には責任をとってもらいたいと思うが、よく調べずに投資した日本人にも
責任があるだろう。
今後、中国共産党の政変で日本人が犠牲にならないことを祈るばかりである。

中国という国を、日本の先祖とか先輩と思っている日本人が沢山いるが、それは全部嘘である。
現在の習近平を見ていればよくわかるが、あれが中国人の姿である。

極端に言えば・・・
道徳も人情も良識も何もない
あるのはただただ「私 欲」のみだ。

最近の日本人もそういう人が増えてきて、中国化しているように思うが
そんな人は中国で暮らせばよい。日本人の優しい社会にあぐらをかかないでほしい。
脱線しているように思われるかもしれないが、この日本人の間違った歴史認識こそが
潜在能力は高いのに、GDPが600兆円を達成できない理由と言ってもよいだろう。
その2につづく
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