チャイナリスクを考えて、中国株は手放すべし | 同床異夢

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現在の中国経済が相当やばいことは、多くの日本人の認識だと思っていたが、
そうではない人が、ここ姫路に複数いたので、驚いた。

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やはり、日本のマスコミのせいで多くの日本人がチャイナリスクについて楽観的に見ている
ようだ。


 
数年前、姫路商工会議所でも「これからは、中国投資」

というような、セミナーを証券会社から講師を呼んでやっていたが、
あまりにも無責任な内容だった。
無責任というのは、中国を日本と同じマーケットとして見ていることである。
日本は自由主義社会で、約束も守られるし、
例えば政府のせいで不利益なことが発生したとしても、
損害賠償請求など出来る権利が国民にはある。
そういう説明は一切しなかった。

 中国には国民という概念がないし個人に権利などない。
また契約はとことん反故にされる。
今回の株価下落騒動でも、中国共産党が株価の売買を一時的に禁止させた。
そのため、7割くらいの株価の売買が出来なくなった。

政府が乗り出して、株式の売買を中止させるなど、普通の国では考えられない。
なぜ、そんな規制をしたかというと、中国共産党は金を集めるために人民に無理矢理、
株を買わせた。
「投資すると、儲かる」というバブルを意図的に作り出したのだ。
バクチ好きの人民は飛びつき、借金をして株を買った。
しかし、中国国内は全てが飽和状態でマンションも作りすぎて供給過多になっている。
昨年からバブルは弾けているのだ。

そのため、投資したものの株価は上がらず、借金の金利の方が
株の利回りより高くつくようになり人民は、株を売り出した。
それで、株価が一気に下がったので、売買禁止にしたのだ。
株を購入した人は、売買出来ないし、その間に株価は下がり、借金は増える
という最悪の事態になっている。


これが、ここ数ヶ月、中国でおこっている株価の乱高下の実態である。
中国共産党は人民元を切り下げたり、色々対応をしているが、実体経済がないのに
何をやっても時間の問題でボカーン!となるだろう。
これを
              チャイナボカン

板東忠信氏がブログで言っている。
タイムボカンを知っている世代ネタ)

この状況で、中国の株を持っている人など、日本にいないだろうと思っていたら
姫路の有名なお菓子製造業の社長が

我々は、結構持ち合いがありまして・・・」
「まぁ、株は乱高下するものだから、また持ち直すでしょう」
「中国も、間もなく民主化運動がおきて、普通の国になると思いますよ」


また持ち直すと思っている根拠は何なのだろうか?
そして、中国で民主化なんてあり得ない、そもそも彼らは民主化など望んでいないし、
中国人は面倒くさいことが大嫌いである。
民主主義システムほど、面倒くさいものはない。
高度な、民度が存在しないと民主化など成立しない。
法律を作っても、いかに法律をくぐり抜けるかが
彼らのモットーになっていることを知るべきである。

ついこの間、株価が一気に下がった時に、沢山の弁護士を拘束した。
それは、損害賠償の裁判をおこされると面倒なので、いろんな理由をつけて
拘束し株価の下落による混乱を封じ込めたのだ。
恐るべし、共産党。民主化など1000年経っても無理であろう。

こんな国の株価を持っていて安全であるわけがない。
中国と取引するなら、もっと中国のことを知るべきである。
こういう説明を、先ほどの社長にしたけど全く聞き入れず。

「日本企業も沢山、向こうに行っているのだから大丈夫」
「それに、中国株が崩壊したら日本も大打撃を受けるので、
そうならないように日本政府が何か手を打つと思う」


安保法政に反対している人と同じ、完全に平和ボケしている。
危機感が全くないと言ってよい。
なるほど、こういう思考をしているなら、
中国が沖縄に攻めてくると言っても、信じないだろう。

日本政府が中国株を支えることはない。
それは、AIIBに加盟しなかった事がその理由である。
(AIIB:アジアインフラ投資銀行)
金のない中国が、日本とアメリカに金を出させようとしたのがAIIBである。
麻生大臣は、それを見抜いていたので、申し入れを断ったのだ。

中国株を保有していたのは、彼1人ではない、一般の会社員で中国株を保有している人もいる。
お菓子屋の社長同様、私に
「なぜ?中国経済が崩壊すると言えるのだ?」
と尋ねてきた。

無知ほど怖いものはない。
投資するなら、情報収集くらいするべきだろう。
最も、日経新聞や朝日新聞、毎日新聞を読んで情報収集していては、
話にならないが・・・
また、お金に余裕がありすぎて、困っているなら何も言わないが・・・しかし
もしそうだとするなら、日本の「シャープ」などに投資してほしい。

こんなブログもあるので参考までに

中国の真実に迫る!

また、渡邊さんの本も参考になると思う。


株式投資は自己責任なので、とやかく言うつもりはないが、
もし、中国株を保有していて売れるチャンスがあるのなら、損得考えずに
すぐに売った方がよいと思う。

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