何遍も配信するが、今なお訳の解らん電話がかかってくる。
愚僧が現役時代、毎日、このような電話に父母が対応していてくれたのかと思うと申し訳ない気分になる。
例えば、
「お電気代が今よりお安くなりますよ。」
⇒今より高くなることもあるし、だいたい電気代に『お』なんか付けてくるなっ!
「瓦が割れてはいませんか。」
⇒長い年月を経過すればいずれは割れるー。
「消化器ありますか。」
⇒あんたから言われる筋合いはないわー。
「水栓がよく詰まりませんか。」
⇒詰まることもあるけど、それで死なへんわー。
どうせ言うならこのシーズン、「水虫の調子どうですか?」ぐらい気の利いたこと言えよ。
断りの返事をしても、まだ追い打ちをかけてきたので愚僧もついに切れてしまった。
今にも死にそうな掠れた震え声で、
「もう、生きるのがいやになったー。」
「あんた、何かしてくれるのやったら、わしの首の紐を外しに来てくれへんかー。」
と返してやった。
そうしたら向こう側から電話を切り、以後、何の音沙汰も無かった。
本来ならば、5分(心肺停止後の蘇生限界)後に、「その後、どうですか?」ぐらいの電話がほしいところだ。
実は、彼れはそんなもんなのである。
ユーザーに気遣っているよう装いながら、商品さえ売れれば他はどうでもよいのである。
もう、いらんよ。
サンライズ