親子愛ほど差別的な愛は他には見当たらない。
他に気を遣うような振りをしつつも、常に我が子だけが可愛い。
極端に申せば、『他人の子はどうでもよい』のであるから愛欲の一つであろう。
愛にも色々ある。
子弟の関係にも愛が必要である。
こういった教育愛というものは普く公平でなければならない。
仏教ではこのように公平公正な愛のことを慈悲と表現する。
阿弥陀さまの慈悲心という光は、全ての障りを透過し、遮られることがない。
正信偈には、初めの項に『無量光、無邊光、無礙光、無對光、炎王光、清浄光、歓喜光、智慧光、不断光、難思光、無称光、超日月光』と12種の光が記されている。
これらの光が塵切を照らし、普く放たれているのである。
言わば、影のない状況を顕している。
まさに、人間を公平公正に慈しむ無上の心なのである。
南無 サンライズ