孫がお味噌汁にフーフーと息をかけている。
今までは、お母さんにフーフーしてもらっていた。
これも智慧なのか真似事なのか、見ているうちに自ずと教わったのだろう。
冷めたお茶へのフーフーはとても滑稽である。
片や、愚僧は午前中から檀家さんへのお参りがあった。
挨拶を済ませ、座布団に座ると、まず初めに熱いお茶が差し出された。
即座に口にした愚僧もどうかしていたが、何を隠そうチョー熱かった。
普通では、『熱っ!』とか、『熱い!』とか言えるのだが、言葉が出ない。
出た声は、『うっ!』である。
人間、誰しも極限にさしかかると言葉は出てこないものだ。
ふと、朝の孫の仕草が思い浮かんだ。
恥も外聞もなく、フーフーすればよかった。
ところで、11月22日は、数字に因んで『いいフーフー』の日らしい。
それは、母の誕生日であり、娘の三人目のお産予定日である。
南無 サンライズ