ある老僧は、末期の病床で『もうあかん』と言いながら、
闘病生活を送られていたそうな。
病魔と闘いながら『あかん』の言葉が暫く続いた。
関西では、埒(らち)が明かないことを『あかん』という。
がんの最期は、激痛が周期的に襲ってくるものだ。
毎日、毎日、『あー痛い、あー痛い』に変わった。
そして、臨終の言葉は『あいたー』だったそうな。
後日、老僧の息子が語ってくれた。
『あかん』は、浄土門が未だに『開かん』であり、
『あー痛い』は、阿弥陀さまに『遇いたい』であり、
そして、臨終の『あ痛ー』は、極楽浄土の門が『開いたー』だったそうな。
南無 サンライズ