タミヤ74式キットのオリジナル走行履帯(レジン製) | ひのきの模型工房 ブログバージョン

タミヤ74式キットのオリジナル走行履帯(レジン製)

これも結構要望が多かったパーツですが、1/35タミヤ74式戦車の可動履帯です。

 

1/35 74式の履帯ならモデルカステンから出ていて、それでも走行可能なんです...

ただ、上下パーツの張り合わせが大変で、接着が弱すぎると走行中に外れ、丈夫にしようとすると接着剤つけすぎて、中のシャフトまで接着してしまうとかw

 

で、

もっと簡単に作れる74式の可動履帯を~

 

と、

我儘なやつらが多くて...

 

一応、「可動戦車模型愛好会」の会長のメンツもあるので、

 

では、作りますね~

 

と、言ったものの...

 

ぃぁ、ちゃんと作るには作ったんです。

 

接着剤を使わなくても簡単(?)に組み立てられる、74式履帯!!

 

まずは、パーツと構成

サポート材から履帯パーツを外す時は、下記の製作ムービーを参考にしてください。

切り離すのに、ニッパーやカッターは使わないように!!!

まぁ、上の写真を見れば、作り方はわかると思います。

上の写真の右側のパーツは、組み立て時に使うと便利な治具です。

 

治具の使い方とかいろいろ書きたいのですが、文字で書いてもなかなか説明しきれないと思うので、

まずは、実際に作ってるところをムービーに撮ったのでそれを見てください。

 

ぁ、興味ある人だけ見てくださいね...面白くもなんともないつまらないムービーですからw

 

ビデオでは、造形1ブロック(14コマ)繋いでおります

手が汚いとか、つめを切れとか、言わない!!

右手の爪が長いのはアコギを弾くのが趣味だからです!!!

 

14コマ繋ぐのに、約20分かかってます

まぁ、ビデオ撮りながら作ってるので、正直カメラ(スマホ)が邪魔で作りにくいでしたw

ワンブロック繋ぐのに、わたしなら15分くらいで出来ると思います。

 

なので、1本作るのに1時間30分くらいかなぁ... 2時間あれば1本は行けると思います

 

 

こう言っては何ですが

 

わたしは器用です!!

 

幼少のころからプラモは作ってますし、実家では手芸教室の先生もやってましたし(中学のころまでw)

 

そんな器用な私でも、14コマ繋ぐのに15分かかるんです!!

 

まぁ、普通の人なら、その3倍の時間はかかるでしょうね...

さらに不器用なおやじは

完成まで たどり着けません!!

それでも、挑戦したい!!

ひのきのビデオより上手く作れるぞ!!

って方は、下記の注意事項を読んでください。

 

まずレジンで作ったパーツは、たまに穴が狭くなっていて軸に上手く刺さらないモノもあります。

そんな時は、0.7mmのドリルで開けなおして使ってください。

 

無理に差しこもうとすると、軸が折れます!!

 

両サイドの小さなストッパーのパーツは、これも穴が狭くなっていて差しこめないモノもあるので、それは使わず捨ててください。(サイドの小さなパーツは余分に造形している)

ただ、サイドの小さなパーツは、差し込むと多少抵抗があって、「カツン」とロックされる仕組みになっています。

逆に無抵抗ですんなり刺さるやつは、緩すぎて走行中に抜けやすいので、それも使わないようにしてたください。

 

まずは、その辺の感覚をつかむように、一コマ一コマ確かめながらゆっくり繋いでください。

 

そして、

慣れてくれば、

1ブロック(14コマ)を20分以内を目指してください。

 

20分を切れば、器用さはわたしと同等であると保証します!!

 

正直、これを簡単に作れる方は少ないと思いますので、間違って私に注文しないようにしてくださいw

 

 

あと、

連結部分を取り外しにするには...

0.7mmの真鍮パイプを軸にすると、あとで抜くことが出来ます。

ピン無しで穴が開いてるセンターガイドも造形したので、それを使えば分解可能なパーツも出来ます。

 

4本くらい使ってつなげれば、一コマ外せる箇所が出来ます

 

両サイドの軸押さえを無理やり抜いて分解しても良いのですが、その時に軸も一緒に折れることが多いので、一コマ緩めに作って走行テストする時には、この方法が良いと思います。

 

実際に完成して、可動テストをしているムービーです。

前半は、履帯と起動輪の合をみています、(前進・後進/高速時)

後半は、机の上で走行テストしてます。

履帯の張は、緩めにして、旋回時に外れないかどうかとかテストしております。

 

ちなみに、今回の履帯は、タミヤのキット専用(タミヤのキットの起動輪専用)に設計しております。

ホビージャパンの74式は、タミヤより起動輪の幅が狭いので、この履帯は履けません!!

(起動輪の幅をタミヤ並みに広げれば履けるのかなぁw)

 

 

2024.7.26 追加

履帯を使用した方から「起動輪と履帯がスリップするのだが...」という問い合わせを頂きました

たぶん、履帯の張が緩すぎるのではと思いましたが、どのくらい緩いとスリップするのか試してみましたが....

こちらのテストでは、相当緩くてもスリップはしませんでした...

逆に、緩すぎると旋回中にはずれやすくはなります

 

一応、緩い状態での走行テストと注意点をムービーにしました。

 

わたしは最近現用戦車はほとんど作ってないので、キットは50年以上前に作ったモーターライズキットを改造した車両を使いました。

会社の床は、けっこうザラザラで履帯に抵抗があるので、床で乱暴に走らせればもっと簡単に外れると思ったのですが...

なかなか外れなかったw

まぁ、外れる時は簡単に外れます(笑)

 

履帯が外れやすいのは、

一番の原因は、起動輪と履帯の幅・サイズが合ってないことですが、それは無いと思うので、あとは...

履帯の張が緩すぎるか、起動輪と転輪が一列に並んでないとか履帯がシャシーのどこかに擦れているとか...

かなぁ