M3LEE オリジナルギヤボックス | ひのきの模型工房 ブログバージョン

M3LEE オリジナルギヤボックス

ホビーショウの二日間のデモ走行でなにも問題が無かったのが、新たに設計したM3LEEのギヤボックスでした。

 

アクリル素材で造形した小形のギヤは歯が折れやすいのですが、とりあえず二日間、ガンガン動かしても破損はありませんでした。

これは、そのままDMMにアップして、誰でも造形可能にしても 大丈夫そうかなぁと..

 

価格がいくらになるかは、1セット分を纏めてアップしてみないとわからないので....  お楽しみにww

以前にも書きましたが、わたしの場合いろんなテストパーツをごちゃ混ぜで造形してるので、純粋に「ギヤボックス1セット」では造形したことが無いのですw

この記事をアップした後で、一セット分だけDMMにアップして公開します(笑)

 

で、

ギヤボックス1台分のパーツは、こんな感じ

作り方は、今までのアクリルギヤボックスと同様に、

先ずはランナーからカットして、ギヤのパーツだけは裏側のサポート材を取り除きます。

400番のサンドペーパーで軽く磨きます。

上の写真の右側が磨いたものです。

(削りすぎて、ギヤを薄くしないように注意w)

ギヤの裏以外は、サポート材とか付いてても問題ありません。

 

ちょっと長めにカットした1mmの真鍮線を差し込んで、ギヤを通しておきます。

 

ギヤを入れたら蓋をするだけw

はみ出たシャフトは、後でペンチでカットしておきます。

 

蓋は、接着する必要はありません。キットに取り付けるとき、壁にぴったりとひっつけるので、接着しなくとも蓋は開きません。

まぁ、蓋に歪みがあって、隙間がある様なら瞬間接着剤で貼り付けても可ですw

 

先ずは、この状態で起動輪の軸を手で回して、軽く動く事を確認します。

 

 

モーターは、ドローン様の7mm×17mmで、シャフト径は0.8mmです。

同じサイズで、シャフト径が1mmのタイプもありますが、それを使うときには付属のピニオンギヤの穴を0.9mmのドリルで広げて差し込んでください。

モーターから出ているコードは細くて切れやすいので、取り扱いには十分注意が必要です!!

上の写真では、コードの付け根が切れないように、マスキングテープでモーター本体に固定してます。

さらに基板に接続する2Pコネクタと接続してます。

 

モーターを差し込んで完成ですが、

モーターが抜けやすいようならホットボンドか瞬間接着剤で抜け難いように固定します。

 

 

次に、ギヤボックスに取り付ける起動輪ですが....

タミヤとタコムで形状が違いすぎて、それぞれの起動輪に取り付けるためのパーツを作って造形する必要がありましたが....

結局、タコムの起動輪は弱くてすぐに割れるし、タミヤの起動輪は形状がおかしいし幅も狭いし....

て事で...

 

起動ごとつくりますたww

で、

どうせ作るなら、取り外しが簡単に出来るようにと、軸との抜け止め用にゴムパイプを入れれるようにしました。

 

5mm径のゴムパイプ(3mmシャフト用ゴムジョイント)を長さ5mmにカットして、起動輪に入れておきます。

 

ちなみにゴムパイプはこれをカットして使います。

わたしが模型店で買ってた頃は、左の写真のようにホッチキスで止まっている袋をちぎってレジに持っていたものですが...

最近は、ちゃんとバラの袋入りなんですねww

 

ゴムを入れた起動輪ですが....

長く使っていると、ゴムが硬化してそのうち割れるかも....

と、思ったので、起動輪は後々分解できるように、0.4mmくらいの真鍮線を差し込んで止めています。

まぁ、わたしのようにゴムが硬化して割れる頃には生きてないだろうという人は、接着してもいいんですがw

 

起動輪の分解用に0.5mmほどの穴は空いてますが、サポート材で埋まっている時は、0.5mmドリルで開けなおしてください。

 

写真の左の方にも一箇所穴が空いてますが、こちらはゴムを使わず、シャフトに穴を開けて、真鍮線を通して固定するために使います。

 

後は、シャシーに取り付けるだけです。

もちろん、取り付ける前に、基板に差し込んで実際にスムーズに回転するかどうか確認します。

 

完成後に履帯を外すときとか、起動輪ごと簡単に抜き差しできるのはとても便利です(笑)

 

 

ギヤボックスの取り付けは、ネジ止めできますが、

これも、別にネジ止めしなくても、プラ棒をカットしたパーツを接着して、ずれないように抑えておいてもいいです。

 

サイドの穴は、写真のように広げておくと、完成後にもギヤボックスを取り外し可能です。

ギヤボックスが交換できると、ギヤ比を変えたギヤボックスでテストが出来たりするのでそれも面白いです!!

 

ちなみに、

ギヤ比は2種類用意します。

 

普通? 85.75:1

高速? 68.6:1

 

走行前には、ギヤにシリコンスプレーを吹き付けてすべりを良くしますが、最初だけはしばらくシリコン無しで回して、ギヤや起動輪の軸に付着しているサポート材とか取った方が良いと思います。

 

制御基板は、「ひのき455V3.5」の新基板がお勧めです。

てか、ひのき新基板でないとこのモーターとギヤ比をうまく使えません(笑)

 

設定は、

「使用モーターの設定モード」で、「車両旋回時のブレーキ制御」を 「ON」に、

「走り出すときの初速」を「最低速」に設定してください。

これで、軽快に走ります。

あと、発砲時の振動も小さめにしておくほうが良いです(笑)

 

 

最後に、

このギヤボックスも10種類くらい作ってテストしました。

ギヤ比違いとか、先端の幅違いとか、起動輪の軸の違いとか・・・

今後も、気分しだいで形状を変えるかもしれません(笑)

それと、今回使った7mmモーターですが、ちょっとオーバーパワーだったかもしれませんw

テスト用のM3LEEは、可動部分も多くて、サーボ7個バッテリー2個積んで結構重かったのですが、それでもオーバーパワー気味に思えますたw

これなら、M3スチュアートや2号戦車・BT7に使った、一回り小さい6mmモーターでも良かったかもしれません(笑)

モーターを換えたタイプも作ってみたいなぁとww

 

とりあえず、近いうちにDMMにアップします!